Bott Frigyes / Kadarka 2022
ボット・フリジェ / カダルカ
¥8,100
カダルカ。海抜 250 メートル。土壌はチョークと粘土が混ざった火山岩。 9月24日と25日、10
月4日と5日収穫。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房のブドウ(70%程度)、その上
に除梗したブドウ(15%程度)を重ねるハンバーガーの技術で発酵。6週間後に優しくプレスし
て500Lのハンガリーオークの古樽にうつします。澱の上で約9か月熟成させます。亜硫酸をわ
ずかに加え、無濾過で瓶詰め。
前年のカダルカのスケールを大きく上回ります。明瞭な赤い果実。バラやアセロラの香りからラ
ズベリー、イチゴ、イチジクと発展し、徐々にナツメグやシナモンなどのスパイスが上品に薫り
始めます。赤リンゴやザクロが主体となる頃、ワインはまとまりを持ち、酸、タンニン、エキスが調和して上品な甘みが表れます。余韻にはサワーチェリー。発酵に由来するのでしょうか、パイナップルや上質などぶろくのようなニュアンスも感じます。美しい赤い果実のワイン。こんなワインを今も作ってくれるBott frigyesに心から感謝していま
生産者
ナチュラルでありながら型があり、 型があるのに面白みがある。
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町はドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地です。Bott Frigyes はこの地に2005年に設立されました。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部に は石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinot NoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽 培し、品種に合わせて様々な醸造法を試しています。 特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラ シオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の 上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブド ウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュ アな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。 当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、 カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコ シュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中 のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強い メッセージ性をもつワインを良いワインであると考えていま す。
(インポーター資料より)