Bott Frigyes / Pinot Noir 2022
ボット・フリジェ / ピノ・ノワール
¥8,100
ピノノワール(クローン777)。0,7ヘクタールの作付面積。海抜 250 メートル。土壌はチョークと粘土が混ざった火山岩。 9月14,15日収穫。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房
のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブドウ(15%程度)を重ねるハンバーガーの技術で発
酵。6週間後に優しくプレスして200~300Lのハンガリーオーク樽(kadar社製)にうつします。澱の上で約9か月熟成させます。亜硫酸をわずかに加え、無濾過で瓶詰め。
赤い果実味、上品に香ります。ラズベリー、イチゴ、レンゲの花。ブルーベリーなどの黒い果実はベースの香りに見つけることができます。樽に由来するバニラの香りも強い果実があるので、見事に調和しています。21年がより外交的であったのに対し22年はつつましやか、繊細で優美なシャンボール的なピノノワールに仕上がりました。
現代ブルゴーニュでは難しくなった赤い果実主体のピノノワール。この価格で販売できることをとても嬉しく思います。
生産者
ナチュラルでありながら型があり、 型があるのに面白みがある。
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町はドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地です。Bott Frigyes はこの地に2005年に設立されました。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部に は石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinot NoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽 培し、品種に合わせて様々な醸造法を試しています。 特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラ シオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の 上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブド ウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュ アな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。 当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、 カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコ シュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中 のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強い メッセージ性をもつワインを良いワインであると考えていま す。
(インポーター資料より)