Christopher Barth / Riesling 2020
クリストファー・バート / リースリング
sold out
アルツァイ内の異なる3区画のブドウ。全てメラフェール土壌。内2区画は2018年に植樹した若い畑で、もう1区画は2001年に植樹された。手摘みで収穫された後、すぐに全房プレス。その後、モストは清澄させず、2つの古樽に移す。自然発酵後、2021年夏までシュールリー。澱引き後、2つの古樽(500Lと228L)のワインをステンレスタンクに移し、2022年2月まで熟成。SO2を添加せずボトリング。1000本生産。
つくり手
元々ITビジネス業界で働いていたクリストファー。硬直した日常に息を吹き込むべく、叔父の遺したワイン畑を引き継ぎ、自らのワイナリーを新たに発足させる決断をする。2013年にヴィットマンで実習を受けながら、ガイゼンハイムで醸造について学び、2017年に卒業後はすぐにビオディナミ農法への転換を開始。既に2014年の時点で、不介入主義的なワイン造りに惹かれ、2020年には彼の満足のいく転換を果たすことができた。
クリストファーが所有する主な畑はアルツァイの西側にある区画「アルツァイァー・ローテンフェルツ」。この痩せた土壌はブドウ樹の成長速度を抑え、それ故果実はとても小さくなり、凝縮感と強調されたアロマがあるワインが造られる。この火山性土壌と砂質及び石灰岩土壌の影響で彼のワインには鉱物を削って混ぜたような強いミネラルのニュアンスが出る。
「今では自分がこういう味わいにしたいというより、ブドウ樹のサポートをする役に徹したいという気持ちが強い。このアルツァイの土地の味わいをクリアにワインに表現させることができたら何よりも嬉しいよ。」樽試飲させてもらった瓶詰めを待つワインは、彼がいうようにより肩の力が抜け、余分なものを削ぎ落としている。彼の今後が楽しみでならない。
(インポーター資料より)