Fabrice Chaillou/Vingt et Un 2021
ファブリス・シャイユー/ ヴァン・テ・アン
¥5,100
仄かに青みがかったやや淡い黄色。文旦や安政柑、黄柑橘のコンフィチュールやピール菓子、メロン、黄プラムなどが混ざり合うような果実香に、白い花、火打石を想わせる香りが伺えます。口に含むとやや充実感のあるリッチな果実の印象と爽やかでフルーティーな風味が絡み合う印象で、張りのある酸と共に口中に膨らみます。13.5%とアルコール表記は高めですが、黄プラムや杏のような甘酸っぱい酸があることでボリューム感を整え軽快感があり、伸びやかに喉へと流れます。アフターにかけてシュクレフィレ (糸飴)のようなやや芳ばしく甘やかな風味が現れ、コクや深みを感じさせ柔らかい印象を残します。
つくり手
レ・ヴィーニュ・ド・ババスのセバスチャン・デルヴューとは同じ村に住んでおり、中学時代からの友人です。収穫などの季節労働をしているうちに、少しずつ葡萄栽培と醸造に興味をもつようになり、ジョー・ピトンのところで15年間働き、有機栽培を間近で見ながら栽培長として活躍しました。葡萄畑の仕事をきっちり行い土が生きるようにすることが大切で、その結果が良いワインに繋がるということを学んだと語っています。
これまで所有していたサンロンベールの0.5haの2区画に加え、2018年には新たにロシュフォールに約10年の若い樹齢のものから約100年の樹齢までのシュナン・ブランで構成される4〜5区画の1.2ha、更に2019年にサンロンベールに約1haのガメイ、グロローなどの畑を借り、現在トータル2.6haとなっています。今後の彼らのワイン造りに大いに期待が高まります。
(インポーター資料より引用)