JC Garnier / Les Tailles 2021
ジャン・クリストフ・ガルニエ / レ・タイユ
¥5,400
全房で10日間マセラシオンカルボニック。3000Lのフードルで12ヶ月間の発酵と熟成。
やや黒みがかった深いガーネット色。ドライ苺や赤ワイン入りの苺のコンフィチュール、グレナデンなどの凝縮感とほどよい甘みのある赤い果実の香りに、ドライフラワーや花の茎、土や根菜、インクや竹炭などを想わせる香りが少しづつ加わり、緻密な果実の香りに深みや落ち着いた印象を与えます。口に含むと香りのしっとりとしたイメージに比べて、瑞々しささえ感じるほどの軽やかなミディアムライトタッチで、熟したザクロやドライ苺などやや明るめの果実の風味が広がります。口中に膨らむ中で徐々にドライフラワーや土、茎などのニュアンスが重なっていき、複雑性や奥行き、妖艶な印象が感じられます。アフターにはビターカカオのような風味が現れ、エキスの詰まった赤い果実の風味と相まってベリーカカオのような味わいが続きます。この先の熟成で繊細な飲み心地や更に艶やかで魅惑的な様子が引き出されていくことと期待が湧きます。
生産者
グランメゾンに10年以上ソムリエとして務めたガルニエ氏は、農業学校で学んだ後、マーク・アンジェリのもとで働きながら多くのことを学びドメーヌを立ち上げました。
ンベール・ドゥ・ラティーに7haの畑を所有し、年数が経つにつれ区画ごとの特徴も把握でき、それに合わせた仕事ができるようになったそう。
醸造も自然に行うことが土地の味わいの表現につながると信じて頑張っています。彼のワインは自然な造りでありながら、味わいが美しく明確な主張が感じられます。それはきっと、ソムリエの立場でワインを供した経験が、ワイン造りに反映されているのだと思うのです。
(インポーター資料より)