Jean Yves Peron / Petite Robe Amphore 2018
ジャン=イヴ・ペロン /プティット・ローブ・アンフォール
sold out
薄濁りのやや濃い黄色。黄プラムや桃、アプリコット、黄色のりんごなど果肉感のある果実の香りに、和柑橘を想わせる爽やかさ、仄かな燻香や鉄分のニュアンスが感じられます。和柑橘の粒が弾けるような若々しい果実の風味とプラムなどの果肉感のある果実の風味が絡み合い、張りのある酸と共に伸びやかに広がります。フルーティーな印象を感じさせながら、徐々に薫香やコリアンダーのような爽やかなスパイスの風味、柑橘の内皮を想わせるほろ苦さなどが加わり複雑性や奥行きを与えます。アフターには僅かなタンニンと仄かに鰹だしのような旨味感が残ります。
特徴
石灰質土壌。10日間全房発酵の後、ピジャージュ。900Lのジャーで12ヶ月熟成。
つくり手
当主のジャン=イヴ・ペロンは2004年からサヴォワのアルベールヴィルでマセラシオンを行う醸造を主にワイン造りする生産者です。彼は90年代にエノログの学校に通い、その後はアルデッシュ県コルナスのティエリー・アルマン、アルザスのジェラール・シュレールの元で働き、その他にはアメリカやニュージーランドでも経験を積んだ後、2004年独立。マセラシオンに関する豊富な知識と経験や高度な技術を駆使して、2011年以降はサヴォワ県内で育つイタリア品種も取り入れ、現在毎年約16キュヴェを造り出すフランス国内では唯一無二と言っても過言ではない生産者です。
イタリア品種に関しては、2017年に現カーヴを建設後、醸造規模を拡大しイタリア現地のアスティとカザーレ・モンフェッラートの葡萄も扱い”i Vicini”というネゴシアンシリーズも並行して醸造を行っています。
とても面倒見が良く穏やか。ワイン造りに関しては極力その年の特徴とテロワールが表れるよう自然に大きなリスペクトを払いつつ、長年の経験を元に常にロジカルで科学的なアプローチをします。この仕事を20年近く続けていても、毎年のように躊躇なく新しい試みをする探究心、そして彼の様相とその研究的な考え方は、一種のサイエンティストのように感じられます。
(インポーター資料より)