La Stoppa / Emilia Rosso Macchiona 2002
ラ ストッパ / マッキオーナ
¥9,300
熟成による妖艶な香りと魅惑的な味わい
彼等の畑は無農薬、不耕起栽培。地中に酸素や窒素を送り込む「耕す」作業さえ行いません。その為、葡萄も窒素不足なのです。窒素不足は発酵不良を引き起こし、ゆっくりとした発酵は2年も続きます。この地域では発酵初期の発酵不良はブレタノマイセスの繁殖の危険が高く、彼等のワインは若い内はそういった香を感じることが多いんです。でもこの2002年にはそれが全く無くなっています…。若い内は濃厚で甘く、黒に近い色調だったマッキオーナですが、透明感のある色調で透き通っています。甘みは果実の甘みではなく、腐葉土のような熟成からくる甘み。質実剛健だった2002年は魅惑的で超エレガントなワインに変わっています。熟成って、時間ってやっぱり凄いですね。
つくり手
全てにおいて徹底した有機栽培を行う「ストッパ」
ラ・ストッパは1973年に設立、エミリア ロマーニャ州ピアチェンツァ県のトレッビオーラ渓谷の周りに100年にわたってワイン造りが続いている伝統ある土地に52ヘクタールを所有し、その内ブドウ畑は30ヘクタール。1982年からは一切の除草剤の使用を止め、畑は現在全ての区画で有機栽培が徹底され、敷地内には小川も流れ、飛び地になっている各畑は異なるミクロクリマを持っています。
歴史的に見てもこの地域は裕福でなく、それ故に農薬等の使用も少なく、「この地域は健康な森、川そして畑が残っている。これそが私達の財産」と語ります。ストッパの敷地内では一切、除草剤などの薬品は使用されてはいません。
ラ ストッパの畑はルーコラ、豆類、タンポポが一面に咲き一面黄色と緑のコントラストが美しく、葡萄樹は活力がみなぎっています。昔は急斜面の畑下部では土が流され葡萄樹ごとさらわれる事がありましたが、1978年以降は無耕起が採用され雑草の根が土を固定してくれるようになりました。
(インポーター資料より)