L'Arbre Blanc / Les Grandes Orgues 2020
フレデリック・グナン / レ・グラン・ゾルグ
sold out
15日間タンクでマセラシオン。ジャーで18ヶ月間の発酵と熟成。その後樽で18ヶ月間の熟成。
仄かにオレンジがかった中程度の赤色。ドライ苺など充実感のある赤い果実の香りに、バラのドライフラワー、土、オールスパイスなどの香りが加わり、しっとりと落ち着きのある印象が伺えます。角の取れた円みのある口あたりで滑らかに口中へと沁み渡ります。赤い果実の果汁のような明るさ、ほどよい甘みと凝縮感のあるトーンの低い果実味が混ざり合いながら広がり、徐々にドライフラワーや軽いフュメ香などの様々な要素が重なっていき、複雑性や奥行きが感じられます。アフターにかけて梅かつおのような旨味感が現れ、さらに深みや魅惑的な味わいを引き立てます。
生産者
フレデリック・グナンは1960年に生まれ。
バイクメーカーにメカニックとして勤務していた際、様々な企業で研修を受けるカリキュラムがあり、フレデリックは有機栽培を行うワイン生産者へ行くことになりました。ブルゴーニュのエマニュエル・ジブロ、ティエリー・ギュイヨ、ジャン・クロード・ラトー、ドミニク・ドュランで剪定から収穫と醸造まで1年を通じて研修を受け、ブドウを有機栽培して可能な限り人的関与を控えるワインの醸造に極めて強い興味を覚えて、彼が40歳になった2000年にブドウ栽培とワイン醸造の道を歩き始めました。
根っからの職人気質の持ち主で、理想を追求するため妥協を排するタイプだろうと思います。
今でも醸造所の隣には彼の小さな整備工場があり、2019年には60年代のロータスセブンをフルレストアしました。
(インポーター資料より)