LES FOULARDS ROUGES/LA SOIF DU MAL BLANC 2023
フラール・ルージュ/ソワフ・ド・マル・ブラン
¥5,400
「ソワフ・ド・マル」とは『悪に喉が渇く。悪に染まる、悪を欲す』という意味。喉越しが良すぎるゆえ、つい飲みすぎてしまい誘惑に負けてしまうことから名づけられました。
やや薄濁りの外観。桃やマスカットの果実味に柑橘の爽やかな酸味。樹齢50年と70年のぶどう由来の旨み。
生産者
「彼」にはじめて会ったのは、南フランスでジュネ(夏の知らせを告げる花)が咲き始めるころでした。はじめてのフランス、はじめての蔵元訪問で各地を周り、大トリはスペイン国境近くのルーション。
山脈が連なるこの土地を訪れた目的はもちろんルーションの大スター、フラール・ルージュに訪問するため。フランス各地のワインショップ・ビストロで見かけた「赤いマフラー」のエチケット。否応がなしに期待が高まる我々とは裏腹に、どこか素っ気なさを感じるくらいにあまり多くを語らないジャン・フランソワ・ニック。畑をフカフカに耕すために飼いはじめた馬の説明の時だけは嬉しそうでした。最初に案内されたのは、ソワフ・ド・マルの畑。ジュネが生い茂る山道を進み、森の中にぽっかりと広がるぶどう畑。ジャン・フランソワが惚れ込み、独立を決意し開墾した畑。
常人では信じられないほどに厳しい環境の原生林を開墾するのは、並大抵の精神力ではない。移動し、グラヌールとグラヌーズの畑へ。2つキュベの大きな違いは同じ畑ながら斜面中部から収穫される「グラヌール」斜面上部の「グラヌーズ」。グラヌーズの畑の頂上に立ち、青い空とブドウ畑しか見えない景色と体中に浴びた風は今でも忘れられません。
(インポーター資料より)