Louis Julian / 12% 2021
ルイ・ジュリアン / 12%

ルビー色。繊細でみずみずしい口当たり。赤い果実のニュアンス、紅茶のような華やかさ。冷涼感のある軽快な飲み心地で、レーズンやプルーンなどのやや凝縮感のある黒系果実のドライフルーツに赤い果実の果汁の清らかさやベリーソースなど緻密な果実味が加わり、滑らかな質感で口中へと広がります。アフターにかけてデーツやプルーン、黒糖を想わせるコク深い風味と紅茶のような高貴な風味が重なり奥行きを与えています。溌剌としたジューシーな果実味に華やかさやこなれ感、エレガントな様子が感じられるミディアムスタイルです。

つくり手

彼のワインのほとんどは、村人たちによって消費されています。
夕方に訪問して1時間も滞在すると、必ず何人かが5Lくらいのポリタンクを片手に訪れ、好みのワインを注いでいる姿を目にします。その光景は、まるでセルフのガソリンスタンドのようです。
彼はブドウの品種改良の研究者でもあり、温暖化対策として暑い気候でも対応できる品種などを開発しています。年齢は60歳を超えています。記憶力は抜群で過去の天候について尋ねると、数字を明確に交えてすらすらと答えてくれました。
もの静かで質問をしてもあまり多くを語ろうとはしませんが、温和で誠実な人柄です。

（インポーター資料より）