Maurer Oszkar / Blaufrankisch 2020
マウアー・オスカル / ブラウフレンキッシュ

ジャスミンや沈丁花、ライチ、 ルバーブ、 蓮の花。オリエンタルな香りに包まれる優雅な赤ワイン。また、オキシドール、アイラモルト、アニマルフレーバーなどダンディーなイメージの香りも表れます。ミルキーでクリーミーな味わいの印象。じんわりと広がる苦みと甘みが心地よく、余韻は水平に広がるイメージで身体に液体が染み渡っていくようです。2020年より液体にストレスを与えない重力での液体移動を導入しました。このワインが、ストレスのないなめらかなテクスチャーを誇るのは、そういった理由によるものかもしれません。

特徴

収量は30hl/ha以下。泥、石灰、堆積岩、火山岩。スレム地区、Táncos vineyard。2020年は春から乾燥 し、適宜雨が降り、素晴らしいブドウが収 穫できたヴィンテージ。開放桶で自発的な醗酵、10日間のマセラシオン。225lの 古樽(15~20年使用)で12か月熟成。亜硫酸無添加、無濾過にて瓶詰め。 

つくり手

ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。

化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。

（インポーター資料より）