Maurer Oszkar / Kadarka 2021
マウアー・オスカル / カダルカ
¥6,100
美しいルビー色。赤リンゴからスモモ、あんず、アセロラ、鮮やかな赤い香りのグラデーション。白樺の森林や白檀が奥ゆかしく香ります。若々しいタンニンの苦みが心地よく、甘酸っぱい余韻はとてもチャーミング。胸しつけられるような赤い果実の一本です。
特徴
カダルカ100%。収量は約30hl/ha。表土は深い砂地。その下に泥土、石灰、黄土。スヴォティッア地区(Talánterem vineyard (Hajdújárás), Nosza hill)。 カダルカは古い歴史を持つブドウ。ピノ・ノワールに比肩する優美なアロマをもたらす最高品質のブドウと評価されながら、遅咲き、晩熟で栽培が難しいため、その地位を徐々にブラウフレンキッシュに奪われていきました(マウアー家は19世紀よりこの品種を保存し続けています)。現在カダルカはその品質の高さから再び脚光を浴びつつあります。手摘みで収穫。セミマセラシオン・カルボニックで9日間の発酵。ハンガリーオークの古樽で9カ月の熟成。亜硫酸無添加、無濾過にて瓶詰め。すべての工程で重力を採用しています。
つくり手
ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。
化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。
(インポーター資料より)