Pierre Rousse / congruence 2021
ピエール・ルッス / コングルオンス
sold out
やや淡い赤色。苺やグリオットチェリーのコンフィチュール、ドライ苺など充実感のある赤系果実の香りに、シュクレフィレを想わせる仄かな芳ばしさ、クローブやナツメグなどのスパイスのニュアンスが感じられ、甘やかな果実の香りにアクセントを与えています。色合いや香りからも軽やかなスタイルであることが見受けられ、口に含むと新鮮な苺やフランボワーズのような溌剌とした酸が軽快感を掻き立て伸びやかな飲み心地で、凝縮感のある苺の風味は口中を覆うように大きく広がります。ほど良く充実感のある可憐な果実の風味は雑味がなく沁み込むように馴染み、スパイスの風味が抑揚や奥行きを感じさせています。苺のコンフィチュールの香りが鼻腔に抜け、愛らしい印象が長く残ります。
つくり手
ロワール地方の農家に生まれたピエールは幼い頃から農業に関心を抱き、農業だけではなく自然保護と地域伝統遺産について学びました。
醸造学の知識が豊富なタイプではないですが、品種の個性もしくは地域性を表現することを意図してはおらず、ワインが全くの規格外。何からも束縛されない自由なワインです。カーヴは19世紀の終わりに建てられたもので、石の壁が厚く温度変化は緩やか。タンクはステンレスとグラスファイバー製で、樽は用いません。
有機栽培、醸造の認証についてはEcocertを取得していますが、エチケットに表記していません。
(インポーター情報より)