Robin Carette / Ernestine 2022
ロバン・カレット / エルネスティーヌ
¥6,000
樹齢約50年、60年、90年の3区画の葡萄をそれぞれダイレクトプレス。228Lの樽で区画ごとに分けて10ヶ月間発酵と熟成。瓶詰め1ヶ月前にブレンド。
薄濁りのレモンイエローの色合い。熟した黄色の和柑橘、淡いパイナップル、レモンなどのマーマレードを想わせる果実香が甘やかに薫り、柑橘のピールや内皮の爽やかなほろ苦さ、シュクレフィレや発酵バター、バニラなどコク深さやまろやかな印象が加わります。柔らかい口当たりで、黄色い果肉や粒を持つ果実の爽快感のあるフルーティーな風味に凛とした伸びやかな酸、デニッシュやバニラなどのコクや円みを帯びたニュアンス、じんわりと溢れ出るような旨みが溶け込み、ふっくらと膨らみます。口中に留まる風味は古木由来の果実の緻密感や複雑性を感じ、仄かな塩味やほろ苦さが奥行きや抑揚を与え、鼻腔に抜けるバニラ香が優しい印象を残します。
生産者
ロバン・カレットはアンジューのトゥアルセ(Thource)というエリアで2021年を初ヴィンテージとしてデビュー。ワインの道に進む以前は中学校の生徒指導員として数年間勤務していましたが、ドメーヌ・モスで季節労働者として畑仕事を手伝いワイン造りに魅了された事をきっかけにこの世界へ進む事を決意しました。当初はソミュールの専門学校に通い醸造や農業について学ぶと同時にドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・オー・ベルで研修。その後ドメーヌ・モスで3
年間、ドメーヌ・ドゥ・クロゼルで3年間栽培長として勤め独立。2021年年初に合計5haの畑と家の横に小さなカーヴを建設し生産者としてスタートを切りました。
彼はとても真面目で誠実な人柄が印象的で、それが良くワインに写し出されているように感じ取れます。初年度から基本的に一人で5haという面積を抱える仕事量は忍耐と信念が必要です。彼のワインは酸が立ち、張りを感じられる直球型な印象を持ちます。フランスではこのように人物像が写し出されているワインをVin Honnete (ヴァン・オネット):正直なワインと例えることがありますが、彼の場合は正にそれなのではないかと思います。
(インポーター資料より)