SZÓLÓ / Puro 2018
スジョロ / プーロ
sold out
スモーキーな香り、レモン、びわ、和梨。 強い酸とミネラルの影響でしょうか、ファーストフレーバーには緊張感が感じられます。しかし、時間と共に香りは花開き、モクレン、洋ナシ、パイナップルケーキ、香木が薫ります。甘さを伴った芳香が解き放たれて、先に感じられた香りと重なり複雑に薫るのです。口中に含んだ液体は、豊かで広がりのあるフルーティーな風味で、上品なハーブ、酸とミネラルが順に感じられ ます。余韻の満足感ときたら...。
特徴
フルミント80%、ハルシュレヴェリュ20%。火山性土壌、流紋岩質凝灰岩、岩がとても多い。Sipos畑(樹齢平均60年)とBártfai畑 (樹齢平均30年、岩が特徴)。 全房にてプレス。その際デブルバージュはしません。3分の2をステンレスタンク、残りを現地のトーストしていない樽(Zemplén Oak)で発酵。シュールリーの状態で11か月の熟成。瓶詰の前に澱引きを一度して、無濾過、亜硫酸無添加で瓶詰め。
つくり手
初めて日本に輸入されるナチュラルのトカイワイン。ワインの歴史の中で最も重要なワイン産地であり、最高峰の甘口と世界で評されながら、日本ではまだその本質、本領が伝わっているとは言いづらい状況です。ナチュラルのTOKAJIを探し続けていたJapan terroirがやっと出会えた素敵なワイン。それがSZÓLÓです。
トカイは火山性土壌を主とします。SZÓLÓが所在するタリヤ村の畑は流紋岩質凝灰岩を主として、畑によって微妙に土壌構成が変わります。現在は約10ヘクタールの土地を所有しており、フルミント種、ハルシュレヴェリュ種をメインにSárgamuskotály(ミュス カ・ブラン・ア・プチグラン)、Kabar(ハルシュレヴェリュとブーヴィ エの交配)などを栽培。もっとも古いフルミントは樹齢60~80年です。 伝統的な生産者が多く存在するトカイにおいて、ナチュラルワイ ンの生産者はごくわずかです。そんな中でTímeaは伝統的なトカイワインの素晴らしさを継承しつつも、ナチュラルという新しいあり方をそこに共存させようとしています。彼女のドライワインにはナ チュラルラインとそうでないものがあり、ナチュラルラインは天然酵母で醸され、亜硫酸ゼロ瓶詰めされます。一方で甘口はその エレガンスを失わせないためにナチュラルに栽培されたブドウを 天然酵母で醸し、瓶詰めの際亜硫酸を添加します。これはナチュラルワイン不毛の土地であるトカイにおいて、偉大な挑戦なのです。
(インポーター資料より)