ALEXANDRE BAIN/NO 67 24MOIS 2021
アレクサンドル・バン / ヌメロ ソワサント セット ヴァンキャトル モワ
sold out
フランスにとって2021VINは歴史的な不作の年。特にアレクサンドルは平均的生産量の98%マイナスという壊滅的な被害を受けました。出来るだけドメーヌ物だけをリリースしたいと話していたアレクサンドルですが、壊滅的被害の前にネゴシアンキュヴェを造ることを決意。
アルザスで最も古くからビオディナミ栽培をしている著名な2生産者からの葡萄の中でも特に傑出した葡萄のみを使用。別々に仕込んでからブレンドさせ、それらをドメーヌ物のソーヴィニヨン ブランの澱の上で更に熟成させています。最終的にアルザスで使われていたかなり古いフードルで1年熟成させてから瓶詰め。
黄色で少し濁った、いかにもナチュラルワインと言った外観からは、白桃や白系の野花を思わせるような繊細かつフルーティーなフレーバーが感じられます。抜栓直後や、温度の低い状態ではフレッシュで酸の有るカチッとした張りのある印象を与えられますが、温度の上昇や時間の経過とともに蜂蜜のような甘いリッチなニュアンスに加え、貝のダシ系の優しい果実の旨みが広がります。アルザスの濃厚で傑出した味わいの中にロワールのタッチを感じられる万能な1本です。
生産者
サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に、「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ、子供の頃、サンセールにある祖父の家の近くに移り住んだ時、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父が自然派ワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11haほどの広さになり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から印象的な味わいのワインを生み出しています。
(インポーター資料より)