Anders Frederik Steen / Aging a wildflower on the 2013 【500ml】
¥16,100
ダイレクトプレス。ファイバータンクで6ヶ月間の発酵。その後、300Lの樽で10年間の酸化熟成。2024年5月瓶詰め。
黄金色。抜栓直後は少し香りが控えめに感じられますが、開いていくにつれて、ビターカカオやカラメル、りんごのコンフィチュールやパンデピス、スモーキーなニュアンスが調和し、奥行きのある複雑な香りへと深まっていきます。雑味のない冷涼感のあるタッチで軽快感があり、滑らかなテクスチャーで口中へと沁み渡ります。緻密な果実味に乳酸的なまろやかさやスモーキーな風味、長期酸化熟成の中で培われた旨味と複雑な要素が溶け込んだ味わいが大きく膨らみます。キレのある酸、ビターカカオや塩味が全体を引き締め、エネルギーに満ちた風味を際立たせます。わずかに喉を刺激する揮発酸を感じますが、豊かなコクや穏やかな甘みが調和し、嫌味はありません。抜栓から数日経ていくにつれて、果実の充実感やスパイスなどの風味が一層深まり、ゆっくりと時間をかけて味わっていただけるスタイルとなっています。
酸化熟成のため抜栓後も安定感があり、セラーや冷蔵庫で保管していただければ1ヶ月以上ゆっくりとお楽しみいただけます。
生産者
2015年までジャンマルク・ブリニョとともにFoxy Foxy Nature Wild Lifeにてワインづくりを行なっていたアンダース・フレデリック・スティーン。その後はそれぞれが違う道を歩むことになりました。
スティーンは、自分たちにとっての醸造は料理のようなものだといいます。毎年異なる姿をみせるブドウを味わい、その最も興味をそそる味に従って醸造していきます。目の前にあるブドウに好奇心をもち新しい可能性を開くため、常識や伝統に捉われないアプローチを積極的に行います。
発酵後はそのプロセスには干渉せず、何も追加されたり削除されたりしません。ワインの自由な成り行きにまかせます。
(インポーター資料より)