Anders Frederik Steen / Palpite un peu comme un 2017 【500ml】
¥12,800
2品種一緒にダイレクトプレス。ファイバータンクで6ヶ月間の発酵。その後、300Lの樽で5年間の酸化熟成。2023年5月瓶詰め。
濃い黄色。りんごのコンフィチュールを想わせるほんのりと甘やかな香りに、ビターカカオ、若草やフレッシュハーブ、フュメ香が重なります。揮発酸によるわずかな刺激はあるものの、全体の調和を損なうことはなく突出した印象は受けません。アタックに感じられるゲヴェルツトラミネール由来の優しい甘やかさやと、ほどよくアロマティックな風味が舌先に留まり、冷涼感のあるタッチで軽やかに広がります。酸化由来の旨みが溶け込む果実味に、ビターなニュアンスが落ち着きや深みを与えます。さらに清涼感のあるハーブや張りのある果実由来の酸が抑揚をつけ、味わいを引き締めます。アフターにかけて本枯節のような風味が現れ、旨みと複雑性に富んだ余韻が長く残ります。
酸化熟成のため抜栓後も安定感があり、セラーや冷蔵庫で保管していただければ1ヶ月以上ゆっくりとお楽しみいただけます。
生産者
2015年までジャンマルク・ブリニョとともにFoxy Foxy Nature Wild Lifeにてワインづくりを行なっていたアンダース・フレデリック・スティーン。その後はそれぞれが違う道を歩むことになりました。
スティーンは、自分たちにとっての醸造は料理のようなものだといいます。毎年異なる姿をみせるブドウを味わい、その最も興味をそそる味に従って醸造していきます。目の前にあるブドウに好奇心をもち新しい可能性を開くため、常識や伝統に捉われないアプローチを積極的に行います。
発酵後はそのプロセスには干渉せず、何も追加されたり削除されたりしません。ワインの自由な成り行きにまかせます。
(インポーター資料より)