Anders Frederik Steen / Should we just rely on luck? 2022
¥5,100
ル・マゼルの葡萄を使用。品種ごとにダイレクトプレス。発酵中に全ての果汁をブレンドして、糖度30g/L以下になった時点で瓶詰めして、瓶内で発酵と熟成。
オレンジがかったやや淡い赤色。苺やフランボワーズ、グレナデンシロップ、クランベリージュース、アセロラ、プラムといった赤い果実に、小さな赤いバラ、ローズヒップ、仄かにドライハーブを想わせるニュアンスが加わります。口に含むと、ピリピリと舌の上を弾むようなガスが感じられ、明るく華やぎのある赤い果実の風味が軽快に膨らみます。揮発酸はやや高めながら、わずかな残糖とザクロが弾けるようなキリッとした果実由来の酸が調和し、甘酸っぱいチャーミングな果実味と相まって、溌剌とした印象が引き立ちます。ドライフラワーやドライハーブの風味、僅かな塩味がアクセントとなり、可憐な果実の風味に奥行きと抑揚を与えます。微細なガスや甘みがありますので、よく冷やしていただくことで、全体が引き締まり、いっそう軽快感が際立ちます。なお、抜栓2日目は、室温では甘みと果実味のバランスがやや崩れる印象を受けますので、抜栓当日に甘酸っぱい豊かな果実味を存分にご堪能いただくことをお勧めいたします。翌日にお召し上がりの際は、冷えた状態を保つことで引き締まった味わいを感じていただけるかと思います。
生産者
2015年までジャンマルク・ブリニョとともにFoxy Foxy Nature Wild Lifeにてワインづくりを行なっていたアンダース・フレデリック・スティーン。その後はそれぞれが違う道を歩むことになりました。
スティーンは、自分たちにとっての醸造は料理のようなものだといいます。毎年異なる姿をみせるブドウを味わい、その最も興味をそそる味に従って醸造していきます。目の前にあるブドウに好奇心をもち新しい可能性を開くため、常識や伝統に捉われないアプローチを積極的に行います。
発酵後はそのプロセスには干渉せず、何も追加されたり削除されたりしません。ワインの自由な成り行きにまかせます。
(インポーター資料より)