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Bencze Birtok 7bottles set
ベンツェ・ビルトック 7本セット

sold out

【送料無料】
国  :ハンガリー
地域 :ヴェスプレーム県 ヘジマガス
容量 :750ml(1本につき)

【セット内容】
*各1本ずつ
・Aries 2020
・Atlas 2021
・Kek Ⅱ 2022
・Keknyelu 2021
・Harslevelu 2022
・Autochthon 2022
・Autochthon Red 2022

<Aries 2020>

タイプ:白
品種 :リースリング100%

オレンジがかった薄にごりの黄色。高貴な柑橘と甘やかなグリーン。熟した多様な柑橘、淡く香るベルガモット、キウイ、サルナシ。続いてバニラやミルクフォーム、ラムネ、冷やし飴。Benczeらしい冷徹なミネラルと優しく穏やかな果実とうま味。この絶妙なバランス。そして口中でどこまでも広がっていくような感覚をもたらしてくれる強い酸味。バラトンの湖畔でたたずみ、永遠を感じているような、ロマンティックな心象風景が浮かびます。このワインはイシュトヴァンの精神性を表現しているかのようです…。現在飲んでももちろん美味しく、ナチュラルに作られた白ワインにおける一つの究極の在り方を体験いただけると思います。が、やはり、リ-スリング。長い熟成に耐え、さらなる品質の向上を実現することでしょう。

 

<Atlas 2021>

タイプ:赤
品種 :ピノノワール100%

イチゴの果実とキャンディ、ラベンター、ローズヒップ。落ち葉、どんぐり、しいの実、腐葉土。艶やか、そしてノスタルジックに薫るピノ・ノワール。酸は猛々しく、調和の時はまだ訪れていませんが、近い将来、確実に恍惚の美を体験することが出来るでしょう。それにしても、この環境下で、赤い果実の素晴らしいピノを毎年作り続けてくれることは、感謝でしかありません。
※25年11月再入荷分の試飲では、上記の状況より当然品質は向上し、ワインとしてバランスが取れてきました。

 

<Kek Ⅱ 2022>

タイプ:赤
品種 :ケック・バカトール100%

バラの芳香、イチゴジャムの風味。ベリーとライチが香り、銘菓イスパハンを彷彿とします。このワインをブラインドすれば、多くの方が初期のナチュラル・ピノの傑作やプールサールのマスターピースの名を思い浮かべるかもしれません。しかし、刮目すべきは無二の品種がもたらす繊細なアロマとミネラリティ。11,5%の低アルコールがもたらすデリケートな風味。

 

<Keknyelu 2021>

タイプ:白
品種 :ケークニェルー100%

熟した柑橘はレモンに青ゆず、グレープフルーツ。徐々に青パパイヤ、レモングラス。無二の芳香。ミネラルは塩味を感じるほどに強く、うま味は上質な貝類の様。うま味の集中は苦みを感じるほどの凝縮です。乳酸系のアフターテイストは健在で、アロエの風味と共にドライなフィニッシュを迎えます。15秒を超える長い余韻。

 

<Harslevelu 2022>

タイプ:白
品種 :ハルシュレヴェリュ100%

多様な和柑橘の香りに驚かされます。日向夏、はっさく、じゃばら、早生みかん、青ゆず。キンカンの香りもあります。徐々に黄色パプリカやパパイヤ、アケビ、洋ナシなどがあらわれ、香りはリッチな方向に発展していきます。甘酒のニュアンスも感じられます。みずみずしく、シンプルな味わいですが、決して単調ということはありません。潔さをかんじる混ざりけのないピュアな液体。クオリティーの証左でしょか。余韻はどこまでも伸びていきます。和柑橘、潔さ、日本の美意識にも通ずる世界。21年の西洋的なフレグランスの世界とは好対照の仕上がり。BenczeおよびHárslevelűの多様性を教えてくれるワインです。

 

<Autochthon 2022>

タイプ:薄橙
品種 :ハーシュレヴェリュー47%、フルミント30%、ケークニェルー20%、Piros Bakator3%

ゴールデンキウイ、アロエ、白桃、アケビ、日向夏、様々なフルーツから、ジャスミン、セージ、そして甘やかな乳酸系飲料の香りへ。芳醇な旨味とコク、ベンツェらしい力強い酸とのバランスは絶妙。スタンダードワインにしてラグジュアリーさを感じます。2022年Autochton恐るべしです。※25年11月再入荷分の試飲では、果実と酸に調和があらわれ、テクスチャーは丸みを帯びてきました。

 

<Autochthon Red 2022>
タイプ:赤
品種 :ケック・バカトール、ケックフランコシュ、Hajnos kék、カダルカ

うす濁りのピンクががった赤。梅やアセロラ、ほおづき、若い桃、ピンクグレープフルーツ、でんすけすいか。Benczeにとって、オートクトンとは地品種に制約した即時の美意識の表現であり、ブドウはヴァラエタルワインと同等の品質のものを使っています。チャーミングというには、複雑すぎる。この強烈なクオリティーこそがBenczeのスタートラインです。

 

生産者

『その畑に調和が存在することを発見すれば、ワインには調和が表れる』
美味しいワインを作ろうと懸命に努力をしたものの、その多くは必要のないこと。しかし多くの必要のない努力に時間を費やしたことで、自然の力こそがすべてで、自分は何もできないのだとIstvanは悟りました。自然に力を発揮してもらうこと、できる限り何もしないこと、これは栽
培、醸造を通しての発見であります。例えば栽培においては、クローバーのようなカバークロップの種をまき影を作ることによって、必要以上の太陽から守る。それは耕すことよりも重要なことです。酵母、バクテリア、小さな虫、動物、人間、地球、宇宙…。畑にまつわる様々な要素との関連でブドウは実をつけて、その年のワインが出来上がるのです。

バラトン湖の西北に位置する畑は太古の玄武岩、凝灰岩をメインとする土壌です。かつてパロニア海の底にあったため、砂、粘土、石灰の土壌の上にそれらの土壌が広がっています。ローマ時代よりワイン作りが盛んにおこなわれていたいうこの土地のワインは、火山性土壌由来のミネラルを明瞭に感じることができる銘醸地として知られ、Istvanの畑にほど近いSzentGyörgy-hegyには、玄武岩の石柱がパイプオルガンのように連なった自然遺産があります。IT業界で働いていたIstvanがその景色を初めて目にした時、自分の人生がこの土地と共にあることに気づいたと言います。魂と無垢なる自然に対峙した瞬間の直感が彼をワイン作りに導きました。Bencze Birtokの今後が心から楽しみです。

 (インポーター資料より)