Bencze Birtok 3bottles set A
ベンツェ・ビルトック 3本セットA
¥27,200
<Autochthon Red 2022>
タイプ:赤
品種 :ケック・バカトール、ケックフランコシュ、Hajnos kék、カダルカ
うす濁りのピンクががった赤。梅やアセロラ、ほおづき、若い桃、ピンクグレープフルーツ、でんすけすいか。Benczeにとって、オートクトンとは地品種に制約した即時の美意識の表現であり、ブドウはヴァラエタルワインと同等の品質のものを使っています。チャーミングというには、複雑すぎる。この強烈なクオリティーこそがBenczeのスタートラインです。
<Harslevelu 2022>
タイプ:白
品種 :ハルシュレヴェリュ100%
多様な和柑橘の香りに驚かされます。日向夏、はっさく、じゃばら、早生みかん、青ゆず。キンカンの香りもあります。徐々に黄色パプリカやパパイヤ、アケビ、洋ナシなどがあらわれ、香りはリッチな方向に発展していきます。甘酒のニュアンスも感じられます。みずみずしく、シンプルな味わいですが、決して単調ということはありません。潔さをかんじる混ざりけのないピュアな液体。クオリティーの証左でしょか。余韻はどこまでも伸びていきます。和柑橘、潔さ、日本の美意識にも通ずる世界。21年の西洋的なフレグランスの世界とは好対照の仕上がり。BenczeおよびHárslevelűの多様性を教えてくれるワインです。
<Keknyelu 2021>
タイプ:白
品種 :ケークニェルー100%
熟した柑橘はレモンに青ゆず、グレープフルーツ。徐々に青パパイヤ、レモングラス。無二の芳香。ミネラルは塩味を感じるほどに強く、うま味は上質な貝類の様。うま味の集中は苦みを感じるほどの凝縮です。乳酸系のアフターテイストは健在で、アロエの風味と共にドライなフィニッシュを迎えます。15秒を超える長い余韻。
生産者
『その畑に調和が存在することを発見すれば、ワインには調和が表れる』
美味しいワインを作ろうと懸命に努力をしたものの、その多くは必要のないこと。しかし多くの必要のない努力に時間を費やしたことで、自然の力こそがすべてで、自分は何もできないのだとIstvanは悟りました。自然に力を発揮してもらうこと、できる限り何もしないこと、これは栽
培、醸造を通しての発見であります。例えば栽培においては、クローバーのようなカバークロップの種をまき影を作ることによって、必要以上の太陽から守る。それは耕すことよりも重要なことです。酵母、バクテリア、小さな虫、動物、人間、地球、宇宙…。畑にまつわる様々な要素との関連でブドウは実をつけて、その年のワインが出来上がるのです。
バラトン湖の西北に位置する畑は太古の玄武岩、凝灰岩をメインとする土壌です。かつてパロニア海の底にあったため、砂、粘土、石灰の土壌の上にそれらの土壌が広がっています。ローマ時代よりワイン作りが盛んにおこなわれていたいうこの土地のワインは、火山性土壌由来のミネラルを明瞭に感じることができる銘醸地として知られ、Istvanの畑にほど近いSzentGyörgy-hegyには、玄武岩の石柱がパイプオルガンのように連なった自然遺産があります。IT業界で働いていたIstvanがその景色を初めて目にした時、自分の人生がこの土地と共にあることに気づいたと言います。魂と無垢なる自然に対峙した瞬間の直感が彼をワイン作りに導きました。Bencze Birtokの今後が心から楽しみです。
(インポーター資料より)