Bott Frigyes / Faricka Furmint 2021
ボット・フリジェ / ファリッカ フルミント
sold out
フルミント。 単一畑Faricka。土壌はチョークと粘土が混ざった火山岩。 9月後半に収穫。 全房でプレスして自然発酵。500Lのハンガ リーオークで上質な澱の上で10か月熟成さ せます。亜硫酸をわずかに加え、無濾過で 瓶詰めです。 様々な柑橘が薫ります。はっさく、文旦、グ レープフルーツ。ジャスミンを中心とした花の ニュアンスが美しく、白コショウのスパイシーさ が複雑性をもたらします。ミネラリーで伸びや か、綺麗な印象の一口目から、徐々に液体 はリッチで芳醇な姿に。質感にとろみが表れ る頃。澱と混ざり合った瓶の残り半分は、うま 味と調和した複雑で深みのあるワインに。文 旦やびわにみつけることができるほろ苦い ニュアンスも感じます。風味の複雑性と調和、 これぞグランクリュ。じっくり時間をかけて飲ま れるべきワインです。 今回のbottの白ワイン。抜栓前に一度瓶の天 地をさかさまにして、軽く澱と混ぜることをお ススメいたします。早期から澱と調和した姿 を楽しむことができます。
つくり手
ナチュラルでありながら型があり、 型があるのに面白みがある。
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町はドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地です。Bott Frigyes はこの地に2005年に設立されました。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部に は石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinot NoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽 培し、品種に合わせて様々な醸造法を試しています。 特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラ シオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の 上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブド ウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュ アな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。 当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、 カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコ シュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中 のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強い メッセージ性をもつワインを良いワインであると考えていま す。
(一部インポーター資料より)