Bott Frigyes /Faricka Frankovka Modra 2023
ボット・フリジェ /ファリッカ・フランコフカ・モドラ
¥12,100
フランコフカ・モドラ(ケックフランコシュ)。単一畑Faricka。土壌はチョークと粘土が混ざった火山岩。 そのうち特に石灰岩の露出が多くみられます。 また1本の木から500グラムのブドウしか収穫できないこの畑のブドウは格別に凝縮しています。10月初旬収穫。手でつぶしたぶどう(10%
程度)の上に、全房のブドウ(50%程度)、その上に除梗したブドウ(40%程度)を重ねるハンバーガーの技術で発酵。2.5∼3.5週間後に優しくプレスして500ℓの樽にうつします。樽はKádárの新樽と古樽です。澱の上で約13か月熟成後、瓶詰3か月前にステンレスタンクでブレンド。亜硫酸をわずかに加え(10∼20 mg/ℓ)、無濾過で瓶詰めです。
エッジにピンク、深く濃縮された赤黒い液体。限界まで絞り込まれたエキス。プラム、ブルーベリー、アメリカンチェリー。甘さと酸がすさまじく高いレベルで共存したド迫力のワイン。それでいてワインには美しいタンニンとグリーンフレーバーの骨格があり、気品があります。濃密にして繊細。もちろん今飲んでも美味しいですが、10年後の完全なる姿。体験したいです。
生産者
ナチュラルでありながら型があり、 型があるのに面白みがある。
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町はドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地です。Bott Frigyes はこの地に2005年に設立されました。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部に は石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinot NoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽 培し、品種に合わせて様々な醸造法を試しています。 特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラ シオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブドウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュアな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。 当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、 カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコシュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強いメッセージ性をもつワインを良いワインであると考えています。
(インポーター資料より)