Bott Frigyes / Super Granum White 2022
ボット・フリジェ / スーパー グラナム ホワイト
¥10,500
ハーシュレヴェリュ(リポヴィナ)40%、ピノ・ブラン40%、リースリング20%。3つの品種
を用いたスペシャルキュベです。それぞれ全房でプレスして自然発酵。上質な澱の上で古樽(1年使用)を用いて12か月熟成させます。ピノ・ブランのみオーストリアのStockinger社の新樽で熟成されます。タンクでブレンド後、亜硫酸をわずかに加え、無濾過で瓶詰めです。
現代における圧倒的にハイクオリティなワインとは?ボットが考える一つの答えをこのワインにみつけることができます。繊細でニュアンスに富み、派手でわかりやすい芳香があり、果実のボリュームが十分でうまみがある、そしてそれに負けない酸味、複雑性を与えるミネラル、最後はそれらが調和して甘酸っぱい余韻でフィニッシュを迎える。もちろんこのワインはそういった構造的な価値に留まらないビビットな魅力もあるのですが、様式美、ブレンドの妙、ビジョンの確からしさ、すぐれた職人技を感じずにはいられません。
生産者
ナチュラルでありながら型があり、 型があるのに面白みがある。
スロバキアの国境地帯。コマルーノという町はドナウ川を渡ればすぐにハンガリーという土地です。Bott Frigyes はこの地に2005年に設立されました。畑はドナウ川とその支流であるフロン川にはさまれたMužlaの小高い丘にあります。
この土地、かつてはカルパチア海の底にあり、基底部に は石灰、その上に火山性の土壌が重なっています。農法はビオディナミを採用、低収量でのブドウ収穫、醸造において亜硫酸の使用は最小限にとどめ、2017年より無濾過で瓶詰めしています。
JuhfarkやFurmint、Kadarkaなどの地品種からPinot NoirやTraminerなどの国際品種まで様々な品種を栽 培し、品種に合わせて様々な醸造法を試しています。 特筆すべきはハンバーガー方式と呼ばれるセミマセラ シオンの醸造法です。足でつぶしたぶどう(15%程度)の上に、全房のブドウ(70%程度)、その上に除梗したブドウ(15%程度)を重ねて醸造します。この方法によりピュアな果実味をワインに残すとともに、炭酸ガスからもたらされる過剰なバナナや風船ガムの香りを避けることができます。
ピノノワールは愛であり、カダルカは歴史である、ケックフランコシュ(ブラウフレンキッシュ)は未来である。 当主のBottは言います。彼のピノ・ノワールはピュアで美しく、 カダルカには品種のティピシテを感じます。ケックフランコシュには迫力と格調をみつけることができます。自分の中のイメージを職人技術を通して表現する。私たちは強いメッセージ性をもつワインを良いワインであると考えています。
(インポーター資料より)