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【CD】横山起朗 / quiet new

¥3,000

姉妹店 sansaの音楽プロジェクト「白読」に出演のアーティストのCDのご紹介です。ワインの時間にも寄り添う、静かなsound。

日本とポーランドでクラシック音楽を学び、故郷宮崎を拠点にしながら幅広く活動する横山さんが紡ぐのは静けき森のような音楽の時間です。
ピアノの響きに呼応した先に浮かんでくるそれぞれの情景と自分ひとりの時間をお過ごしいただけますように。

このアルバムは、宮崎県在住のピアニスト横山起朗の5作目のCDである。ピアノは一音鳴らすとその音は減衰しやがて消滅する。その最も美しい去りきってしまう前の残響を丁寧に掬い上げることにより静けさの中、どこか淡い光を感じる作品に仕上がった。最小限のハーモニーで作られた(M-1) sae はアルバムのテーマであり(M-5) itsuka では音の消えゆく瞬間まで耳を傾けさせる。そして(M-12) minori では新しい季節の喜びを告げるように音が跳ねる。本作の quiet new という二つの形容詞を並べただけのシンプルなタイトルには、聴き手の自由な解釈で美しい空気を浴びるように聴いて欲しいという願いが込められている。
 
尚、本作は料理家の「月の石」こと樋口加代子氏の主催する新たな季節の到来を祝い静かな時間を過ごす「予祝」という食事会のBGMとして制作されたものを音源化したものであり、CDを包む折りたたんだ紙をほどくと裏面に横山の撮影した写真と言葉が添えられている。

 

|track list

1 sae
2 miru
3 awasu
4 teto
5 itsuka
6 kakoto
7 hajime
8 sourai
9 torito
10 emi
11 sorani
12 minori
13 hiwo
14 arata
15 tsukishiro

 

|artist profile

横山起朗
宮崎県出身。
武蔵野音楽大学演奏学科ピアノコース卒業。ピアノを再度学び直すためにポーランド国立ショパン音楽大学へ留学。
クラシック音楽の研鑽を通じ、より静寂を内包した物語性のある音楽を求めるようになり、ワルシャワにて作曲を始めソロピアノのアルバムを制作する。同時期、月刊ショパン(ハンナ社)でのエッセイの連載を行う。
帰国後、駐日ポーランド大使館にて催された日本とポーランドの国交復興60周年の式典に招待され自作曲をピアノで演奏し好評を博す。
ピアノアルバムとしては、”Solo Piano 01:61″ “SHE WAS THE SEA” “moonless” “If You Were Closer””quiet new”を制作する。
また歌手太田美帆と“concone” 、香港在住の音楽家 Norvikと “Melos”、最新作として横山起朗&ワールドスタンダード名義による”Maebure”をリリース。
近年はCMやテレビ番組等の楽曲提供を行い、電子音楽と映像を届ける「nuun」、和楽器を主体に演奏活動を行う「Re:connect」のメンバーとして活動、MRTラジオ「be quiet -世界で一番静かなラジオ-」のパーソナリティを務めるなど、幅広く活動する。