Dobra Vinice / Ryzlink vlašský qvevri 2017
ドブラ・ヴィニツエ / リスリング・ブラッキ・クヴェヴリ
¥13,200
ヴェルシュリースリング。1980年代に植樹 。海抜260m~320m。Znojemská地域(ズノイモ地域) 、Popice村、ポディイー国立公園 Pod Lesem畑。土壌: 石英、珪砂、粘土、花崗岩、片麻
岩、フリント(火打ち石) 。洞窟内の土中に埋めた1000ℓのクヴェヴリで果皮とともに発酵、9か月熟成。その後500ℓのアカシアとオークの樽でそれぞれ12か月熟成。両キュベをブレンドして無濾過で瓶詰めされます。
黄金。グレープフルーツやパイナップルは香りますが、シンプルなフルーツ香ではありません。熟していたり、乾燥していたり、場合によっては過熟ともいえる香り。時間と共に桜の生葉や桜花の塩漬けの香り、ハチミツ、ウイスキー。湿度の高いくぐもった洞窟の気配を感じます。金色に輝く酸化とクヴェヴリ由来のタンニンの無二のバランスは、暗黒世界の入り口の様で、恐ろしい渦に引きずり込まれていくかのような錯覚を覚えます。こんなにも個性的なワインでありながら、ティピカルなヴェルシュらしい蓮の葉や香木、クリームの香りも感じられます。余韻はミネラリー、酸はまろやかで、かつ持続性があります。
生産者
DOBRA VINICE(ドブラ・ヴィニツェ=“良い畑”という意味)はチェコ共和国の小さなワイナリーです。1997年に設立されました。国立自然公園“Podyjí”内の古い歴史をもつ街“Znojmo”(ズノイ
モ)からほど近い “Nový Šaldorf-Sedlešovice”(ノヴィー・シャルドルフ=セドレショヴィツェ)という小さな村に砂岩のワインセラーを構えています。Petr Nejedlik。2023年に亡くなった偉大なる生産者。彼は、数多くの他国のワイン生産者及びワインそのものに学び、まさに試行錯
誤の中、徹底した研究で素晴らしいワインを作り上げていきました。最初はフランスワインに学びました。ブルゴーニュ、ボルドーはもちろんシャンパーニュ、ロワールetc。その後もドイツ、イタリア、オーストリア、スロヴェニア、ジョージア様々な生産者を訪ね、勉強し、自らのワインを磨いていったのです。
畑はワイナリー同様に”Znojmo”に15ha(Pod lesem(Popice) と Svatý Urban (Vrbovec))です。“Znojmo”の銘醸地域の土壌は石英を主として花崗岩、片麻岩などで構成され、それらは古生代に由来しています。また一部のブドウはVelke biloviceの友人たち(OsickaやNestarec)とブドウを交換することで手に入れています。化学的な農薬等は一切使用しないビオロジックまたは
ビオディナミによる栽培。収穫は手積みで、収量を絞っています(約35hl/ha)。柔らかなプレス、キュベによっては長期にわたるマセラシオン。天然酵母による発酵、熟成においては新樽ま
たはジョージアから運んだクヴェヴリを使い分けています。現在のキュベのほとんどは無濾過で瓶詰めされます。熟成は理想的な環境である温度11℃、湿度85%の砂岩の洞窟のワインセラーに保管されます。
2000年を過ぎてMadam Lalou Bize-Leroy(DomaineD'auvenay)、Olivier Poussier、Hugh Johnsonなどが評価し、Dobra Viniceの名は多くの人に知られることになりました。Petrが亡くなり、現在は妻であるAndreaを中心にワイン作りが行われています。生前のPetrより薫陶を受けたチームでの醸造が、これからどのように変化していくのでしょうか。2023年11月にDobraのカーブを訪れた時、Jaroslav Osickaファミリーも同席してくれました。Petr亡き後、モラビア最高の生産者であるJaroslavは、Andreaに様々なアドバイスをしていました。真摯に耳を傾けるAndreaの姿を見ていると、私たちも熱い想いがこみあげてきます。PetrとJaroslavを中心に始まったチェコのナチュラルワイン。次の世代への委譲が始まったのです。
(インポーター資料より)