Domaine de Saint Pierre/Saint Pierre 2020
ドメーヌ・ド・サン・ピエール / サン・ピエール
¥11,000
僅かに黒みがかったやや淡いルビー色。チェリーコンポート、グレナデン、ドライ苺などのやや凝縮感のある果実に、葉付きの苺や野苺など新鮮な果実が混ざり合う印象に、生花のバラ、ドライフラワー、土、コリアンダーやナツメグなどのスパイス、お香などの複雑性や気品を感じさせる香りが加わります。口に含むと清らかに流れるような瑞々しさを感じ、それでいてしっとりと舌の上を馴染むように広がります。充実感とピュアで可憐な赤い果実の風味が織り成す絶妙なバランスに、梅かつおのような旨味感、スパイスやドライフラワーなどの風味が深みや複雑性を与え、上品でたおやかな印象を感じさせます。鼻腔には赤い果実とバラが溶け込むような華やかな香りが抜け、更にエレガントな印象を引き立て魅惑的な余韻が長く続きます。冒頭にも記載しましたが、抜栓2日目には豆のニュアンスが感じられますので、グラスワインでは翌日に持ち越さず当日うちに、また数人でボトルを開けて頂くなど、当日中に果実味と深み、旨味が一体となった味わいをお楽しみ頂くことをお勧め致します。
つくり手
ファブリス・ドダンは、アルボワの美しい小さな町で生まれました。
ワインのこととは無縁の家系でしたがドメーヌ・ド・サン・ピエール前当主のフィリップ・モンクと知り合い、醸造所の社員として働き始めました。
以前は有機栽培ではありませんでしたが、健康的なワインを造るためファブリスが2002年より有機およびバイオダイナミック農法へ切り替え。前当主が亡くなった2012年にファブリスがドメーヌを買い取り引き継ぐと事となり、現在に至っております。
現在7haを所有。ドメーヌ・サンピエールの畑は95%がアペラシオン・アルボワにあります。その他にコート・ド・ジュラ、そしてワインに重みを与えてくれる粘土質泥灰岩の土壌が特徴的なPupillonの丘の上にも小さな区画を所有し、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ、サヴァニャンを栽培しています。
(インポーター資料より)