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2025.10.26
白読クラシックシリーズ
第48回定期演奏会

¥5,500

ベートーヴェンとシューマン、ふたりの巨匠が室内楽に映すもうひとつの側面。大きな舞台の背後で紡がれた、親密な対話の音楽を、ピアノ三重奏、弦楽二重奏、そしてピアノ独奏にて辿ってゆきます。

公共的な響きを求めた交響曲や協奏曲と並行して、彼らは室内楽や小規模な独奏作品にも取り組みました。そこには壮大な形式美とは異なる、より内面的で親密な世界が広がっています。

今回は、ベートーヴェンが若き日に書いた二重奏曲と、代表作《幽霊》三重奏、清澄な光を放つピアノソナタ第24番、そしてシューマン晩年の濃密な情感を湛えたピアノ三重奏曲第3番をお送りいたします。

東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちがそれぞれの音楽へのまなざしを持ち寄りお送りするクラシックシリーズの定期演奏会、第48回。

新しい季節が深まりはじめる日曜の夕暮れ時に、どうぞごゆっくりお楽しみください。

日時
2025年10月26日(日)
17時開演(16時開場)
 
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F


出演

東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程
小川紗果 (Vn.)
田邊ゆり (Vc.)
山本悠流(pf.)


プログラム

ベートーヴェン:3つの二重奏曲 WoO27 第3番 変ロ長調
(F. ヘルマンよるヴァイオリンとチェロ編)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第5番 Op.70-1《幽霊》
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第24番 嬰ヘ長調 Op.78《テレーゼ》
シューマン:ピアノ三重奏曲 第3番 ト短調 Op.110

 

主催

白読

artist profile

小川紗果 (Vn.)
2001年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
好きな作曲家はバッハとシューマンです。そして演奏する際、難しさを覚えるのもこの2人です。バッハは私の基盤であり、シューマンは日々を過ごす中で忘れかけた感情を呼び起こしてくれるような…。私は今、茶畑が魅力の自然豊かな場所で生活しています。朝は歌の上手な鳥が鳴き、新茶の季節には美しい緑が一面に広がるそんな場所です。色んなアプローチに興味があるため、現在はバロックバイオリンを勉強したり、当時の資料を漁ってみたりして楽しんでいますが、やはり自然でしか得られないものもあるなと日々感じます。


田邊ゆり (Vc.)
2002年生まれ、横浜市出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
私はもし音楽をやっていなかったら、料理人になっていたと思います。昔から夕ご飯の支度をよく手伝っていたこともあり、自然と料理をするのが好きになっていました。料理と音楽は、よく似ています。料理人はより良い食材を用意して手を加え、こだわりの味付けをしてお出しし、お客様は五感を研ぎ澄ませて食事を楽しむ。まるで演奏会はレストランのような場所です。切ったり、混ぜたり、時にはスパイスを効かせてみたり、まろやかさを足してみたり。私が料理を通じて得た感性は、演奏にも活かされていると感じます。本日は美味しいお料理…ではなく私達の音楽を存分に味わっていただけたら幸いです。


山本悠流(pf.)
2000年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
バッハ、ベートーヴェンのようなメジャーな作曲家は勿論大好きですが、一般的にはあまり知られていない作品を演奏することも最近好きなことの一つです。特にシマノフスキ、レーガー、メトネル等のピアノ作品をより広めたいという思いがあります。歳を重ねれば重ねるほど先入観や固定観念に囚われてしまいますが、その中で如何に変化し成長していけるかというのが現在の自分の課題です。

 

白読クラシックシリーズ
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽の魅力とその触れ方を追いかけながら室内楽を中心にお届けしてるシリーズ。作家の残した設計図に音楽家が息を吹き込み、生きた音楽となって響く時間をサロン風の親密な空間でお送りしています。近づくほどにその魅力に心を揺り動かされるクラシック音楽。毎月一回の定期演奏会ですので、これから親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。