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2025.12.21
白読クラシックシリーズ
第50回定期演奏会
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン

¥5,500

ウィーン古典派を代表する三人。
彼らは時の幅をもちながら同じ都に身を置き、それぞれの距離感と温度で互いと交わりつつ自らの仕事と向き合っていました。

音楽に揺るぎない秩序と均整を与えたハイドン、その礎に人間の陰影を重ねたモーツァルト、それらの器を内側から押し広げ、新たな地平を見つめたベートーヴェン。

彼らの音楽は、時を経て、それぞれの層がゆっくりと重なり合い、互いを透かしながら円環のように息づくひとつの連なりのようでもあります。

今回は、ピアノ三重奏、ヴァイオリンソナタ、チェロソナタにてそれらを辿り、古典に漂う確かな手触りと、そこから立ちのぼる光と影の音楽の時間をお送りいたします。

東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちがそれぞれの音楽へのまなざしを持ち寄りお送りするクラシックシリーズの定期演奏会、第50回。

日時
2025年12月21日(日)
17時開演(16時開場)
 
場所
sansa
東京都港区赤坂2-20-19
赤坂菅井ビル1F


出演

ピアノ:永倉茉弥(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
ヴァイオリン:小川紗果(東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程)
チェロ:谷川萌音(東京藝術大学音楽学部4年)


プログラム

ハイドン:ピアノ三重奏曲第39番ト長調Hob.ⅩⅤ.25
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ第21番ホ短調K.304
ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ第4番ハ長調 作品102の1
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1

 

主催

白読

artist profile

永倉茉弥 pf.
2002年仙台市出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
1人で弾くことと同じくらい、もしかするとそれ以上に、室内楽が好きです。香り立つような文章から、その美しい文体の持つリズムや起伏を感じ取るように、音楽においても、それぞれの持つ美感を演奏の中に見出すと、思わず唸ってしまいます。音楽に限らず、映画や小説も、最後に問いだけが残るような、静かで、ユーモアのある作品に心惹かれます。

 

小川紗果 Vn.
2001年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程。
好きな作曲家はバッハとシューマンです。そして演奏する際、難しさを覚えるのもこの2人です。バッハは私の基盤であり、シューマンは日々を過ごす中で忘れかけた感情を呼び起こしてくれるような…。私は今、茶畑が魅力の自然豊かな場所で生活しています。朝は歌の上手な鳥が鳴き、新茶の季節には美しい緑が一面に広がるそんな場所です。色んなアプローチに興味があるため、現在はバロックバイオリンを勉強したり、当時の資料を漁ってみたりして楽しんでいますが、やはり自然でしか得られないものもあるなと日々感じます。

 

谷川萌音 Vc.
2003年神奈川県藤沢市出身。東京藝術大学音楽学部4年。
元来マイペースな性格ではあるのですが、時間は有限であると思えば思うほど生き急いでしまう自分がいます。しかし豊かな音楽を実現するために必要なものは“余白”ではないか?と最近になって思い至りました。そしてこの余白を生み出すためには、例えば『今朝の空気はとても美味しいな』と些細なことに喜びを感じられる心の余裕が必要であると感じています。曲に込められたメッセージを正確に伝えると同時に、所謂“時間”から解放された心安らぐひとときを提供できるような演奏家を目指しています。心の多様性と行動機構について考えることも好きです。

 

白読クラシックシリーズ
東京藝術大学にルーツを持つ若き音楽家たちと結び、クラシック音楽の魅力とその触れ方を追いかけながら室内楽を中心にお届けしてるシリーズ。作家の残した設計図に音楽家が息を吹き込み、生きた音楽となって響く時間をサロン風の親密な空間でお送りしています。近づくほどにその魅力に心を揺り動かされるクラシック音楽。毎月一回の定期演奏会ですので、これから親しむ機会にもしていただけます。どうぞお気軽にいらしてください。