Jaroslav Osicka / P.A.N. 2022
ヤロスラブ・オセチカ / パン
¥7,000
ピノ・ノワール42%、アンドレ42%、ポルトギーザ16%。全てPanský畑 Predni Hora。黄土と石灰岩。植樹はピノノワールが2014年、アンドレが1994年。除梗したすべてのぶどうを開放桶にいれて約12日間のマセラシオン、天然酵母にて自発的に醗酵。1000ℓの古樽(チェコ産)で10カ月の熟成後、無濾過にて瓶詰。生産量は3300本です。
アンドレは60年代にブラウフレンキッシュとサンローランの交配によりチェコで産まれた品種。多産のこの品種をピノ・ノワール同様に収量を落とし、ピノとブレンドをします。22年もポルトギーザを加えました。このブレンドに
より、温暖化が進む中、黒い果実感中心になりがちだったPanが、本来の赤い果実味を取り戻し、黒と赤の果実味が調和した『らしさ』を取り戻しました。抜栓15分お待ちください。徐々に桑の実、ブラックチェリー、針葉樹、ミントがあらわれ、香りと味わいが一致した充実の液体が姿を現すことでしょう。今飲んでも美味しいですが、5年、10年の熟成でとんでもないワインに化けそうです。
生産者
80年代の半ば自由化の足音が近づいてきたチェコ国内で は、ワイン産業復興の機運が高まっていました。工業的なアプローチで1600年代から1700年代のワイン産業の隆盛を取り戻そうとする人たち。その中で、“補糖無し・亜硫酸添 加最小限”を標榜した一人の農業高校の教師がいました。ヤロスラブ・オセチカです。オセチカは90年代初頭、先祖が入手した伝統ある畑とセラーを共産主義時代の没収からとり戻し、高校で農業と醸造を教える傍らのちにチェコの自然派ワインを定着させたDobra Viniceのアドバイザーを務めつつ葡萄の提供を行いました。2008年に会社を設立。2007年がファーストヴィンテージです。現在3ha所有しており畑での多様性を大切にし、微生物の生命層を豊かにしていくように手当し、添加しない醸造へとつながっています。
(インポーター資料より)