Jaroslav Osicka / Pinot Gris 2020
ヤロスラブ・オセチカ / ピノ・グリ
sold out
さわやかな柑橘から始まり、トロピカルフルーツ、奥に淡いローズと燻香、よもぎ、カモミールなど。なめらかでクリーミーな舌触りはいつものピノグリ。20年は瑞々しさも強く感じます。徐々に白桃やカスタードアップ ルの風味が口中感じられ、乳香の香りに発展していきます。 美しく柔らかなグリーンフレーバーの余韻 はオセチカらしいのですが、このワインは同時に硬く閉じたミネラリティーも強く感じます。今後の発展で風味はより緻密で複雑になり、ワインのスケールも大きくなってい くことでしょう。
特徴
海抜230m~250m。粘土質・黄土。植樹は2002年。収量30hl/ha以下。 除梗したブドウが90%、全房が10%で約2 か月ゆっくりとマセラシオンしながら発酵。 18か月の間澱と共に熟成。1000lのチェコ の古樽と1000lのハンガリアンオークを使用。総生産量1600本。
つくり手
80年代の半ば自由化の足音が近づいてきたチェコ国内で は、ワイン産業復興の機運が高まっていました。工業的なアプローチで1600年代から1700年代のワイン産業の隆盛を取り戻そうとする人たち。その中で、“補糖無し・亜硫酸添 加最小限”を標榜した一人の農業高校の教師がいました。ヤロスラブ・オセチカです。オセチカは90年代初頭、先祖が入手した伝統ある畑とセラーを共産主義時代の没収からとり戻し、高校で農業と醸造を教える傍らのちにチェコの自然派ワインを定着させたDobra Viniceのアドバイザーを務めつつ葡萄の提供を行いました。2008年に会社を設立。2007年がファーストヴィンテージです。現在3ha所有しており畑での多様性を大切にし、微生物の生命層を豊かにしていくように手当し、添加しない醸造へとつながっています。
(インポーター資料より)