Karner Gabor / Otthon #2 NV
カーナー・ガボー / オトン#2
sold out
2019年のKékfrankos(ケックフランコシュ=ブラウフレンキッシュ)。樹齢20年の購入したばかりの畑。木々も畑もガボーの畑としてまだまだ十分とは言えない状態だったために、収量を限界までおとしました。手摘みで収穫後、全房を足でつぶし、3日間のマセラシオン。古い縦型の木製のウッドプレスで圧搾し、自発的に発酵。その後500lのハンガリーオークとアカシアの古樽で15
か月の熟成。キュベをブレンドし、亜硫酸無添加、無濾過にて瓶詰めです。
赤と黒の果実が混ざり合う甘酸っぱさが印象的。プラムや梅シロップ、クランベリー。口の中があたたかくなる鉄のミネラル、醤油の香ばしいニュアンスも感じます。液体はペクチンのようなねっとりとした粘性があり、クリーミーな味わいに仕上がっています。 甘さと酸、ミネラル、きめ細かいタンニンが 調和した美しい余韻に、うっとりです。
生産者
元エンジニアの当主、ガボー。2004年にマートラ山地ケーケシュ山の麓に広がる大地に素晴らしい畑を手に入れテロワールの表現の重要性に気づき、ワインづくりが深まっていきました。2017年以降は亜硫酸添加をしないナチュラルなワインづくりを行っています。
彼は、自らのコンセプトを5つの言葉で表現します。 “テロワール”“低収量”“ナチュラル”“純粋”“正直” 。ワインの美味しさを追求した結果、美味しいブドウを作ることが最も重要だと理解しました。美味しいブドウにはテロワールが表現されていて、それが実現されるためには低収量かつナチュラルな栽培法を用いなければならない。ナチュラルであることは醸造にも当てはまり、何も足さない醸造を心掛けブドウの美味しさを表現することに集中する。すると結果としてピュアで美しいワインが産まれてきます。それらの工程すべてに正直・真摯に携わっていく。そうでなければそれを持続することはできない...。マートラ山の麓に広がる自らの畑で懸命に働くうちに、その畑が美味しいブドウをつくることにあまりにも優れていることに 気づきました。そのことは彼に大きな驚きと喜びをもたらしました。“そんな畑を所有していて懸命に働かない理由、 高品質なブドウを目指さない理由はないよね。”彼にとってブドウの品質の追求はあまりにも自然な成り行きでした。
(インポーター資料より)