Karner Gabor / Szolokert #3 NV
カーナー・ガボー / スルギャルト #3
¥9,400
2018と2019のブレンド。Olaszrizling(オラスリ ズリング=ヴェルシュリースリング)。クローン はSK54-es Olaszrizling szerémségi。1haあたりの植樹本数4000本。収量は約10hl/ha。標高290~310m。丘の西側の緩やかな斜面、赤い粘土、火山性土壌、少量の石灰岩。 2018年は除梗して、果皮と共に2か月のマセラシオン、古い縦型の木製のウッドプレスで圧搾し、その後225lと500lのハンガリーオークとプラスチックタンクで熟成。2019は除梗してプレスをしたジュースと全房を足で潰したジュースで、マセラシオン無しで発酵。プラスチックタンクで熟成。2つのヴィンテージのキュベをブレンドし、亜硫酸無添加、無濾過にて2020年12月に瓶詰めです。 野性と気品。ナチュラルワインらしい揮発酸の香りが押し寄せてきます。しばらくその獰猛な香りを嗅いでいると、静かにゆっくりと美しく高貴な香りが表れます。翡翠を想起するグリーンフレーバー、熟したトロピカルフルーツ、はちみつ漬けの南高梅、アンズ茸、中国茶、ムスクなど多元的な香りが嫋やかに薫ります。液体の充実は圧倒的で、とろみのある質感はエロスに溢れています。
生産者
元エンジニアの当主、ガボー。2004年にマートラ山地ケーケシュ山の麓に広がる大地に素晴らしい畑を手に入れテロワールの表現の重要性に気づき、ワインづくりが深まっていきました。2017年以降は亜硫酸添加をしないナチュラルなワインづくりを行っています。
彼は、自らのコンセプトを5つの言葉で表現します。 “テロワール”“低収量”“ナチュラル”“純粋”“正直” 。ワインの美味しさを追求した結果、美味しいブドウを作ることが最も重要だと理解しました。美味しいブドウにはテロワールが表現されていて、それが実現されるためには低収量かつナチュラルな栽培法を用いなければならない。ナチュラルであることは醸造にも当てはまり、何も足さない醸造を心掛けブドウの美味しさを表現することに集中する。すると結果としてピュアで美しいワインが産まれてきます。それらの工程すべてに正直・真摯に携わっていく。そうでなければそれを持続することはできない...。マートラ山の麓に広がる自らの畑で懸命に働くうちに、その畑が美味しいブドウをつくることにあまりにも優れていることに 気づきました。そのことは彼に大きな驚きと喜びをもたらしました。“そんな畑を所有していて懸命に働かない理由、 高品質なブドウを目指さない理由はないよね。”彼にとってブドウの品質の追求はあまりにも自然な成り行きでした。
(インポーター資料より)