Maurer Oszkar / Aladdin 2020
マウアー・オスカル / アラジン
¥8,300
カベルネ・ソーヴィニョン。泥、石灰、堆積岩、火山岩。スレム地区。ドナウ川流域にあり、野生の自然環境が残る地域。Nagy_Kárász畑(ハンガリー王国が1450年頃に格付けされたプルミエクリュ畑)。20年に収穫されたブドウをショートマセラシオン及び発酵。更に21年のブドウをショートマセラシオン。その後20年と21年をブレンドして古樽で25カ月寝かせます。その間もゆっくりと発酵はつづきました。亜硫酸無添加、無濾過で瓶詰めされます。
元々シンプルなロゼワインを作る予定でしたが、世にも珍しいロゼとも赤ともつかないワインに仕上がりました。赤い果実の甘酸っぱい風味はむしろピノノワールやカダルカの様ですが、より力強く野性的で、ダイレクトにブドウの味わいが感じられます。収斂性のある酸味が残りつつ、熟成によって酸はこなれ、まろやか。同時に香りもまた発展しています。赤リンゴ、いちじく、ナツメグ、丁子など。フレッシュな赤いベリーと共存しています。今までにないカベルネソーヴィニョンの世界です。
生産者
ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。
化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。
(インポーター資料より)