Maurer Oszkar / Babba NV4
マウアー・オスカル / ババ
¥8,600
フルミント、バカトール、メザッシュ・ファヒール、ヴェルシュリースリング。BabbaⅣもまた3年、3回のマセラシオンを経て作られたワインです。Ⅳは発酵の順番が明かされていません。メザッシュ・ファヒールは一部貴腐化しています。熟成は500ℓの古いオーク樽を用い3年以上の熟成を重ねます。無濾過、無清澄、亜硫酸無添加にて瓶詰めです。Babbaはシュメールの女神で豊穣をつかさどります。先祖は子供の誕生と健康を願い、女神の加護を求め祈りを捧げてきました。
すさまじくリスクの高い3年、3回のワイン醸造。想いを込めたワイン造りは、必然、豊穣の女神への祈りとつながり、ワインの名となりました。神々しいまでのエネルギーを秘めたワインです。4回目のBabbaもまた重層的で多元的な世界を包含しています。第一層:芳香の世界(白茶、プーアル茶、木蓮、白檀香) 第二層:緑の世界(パクチー、ローズマリー、イタリアンパセリ) 第三層:果実の世界(みかん、マンゴー、パパイヤ、チャツネ、セミドライのフルーツと花)。味わいには、お屠蘇、ほろ苦み、甘酸っぱさ、ぬか、などが感じられます。芳純で口いっぱいに広がるマウアーワインの真骨頂。このワインを飲むことは、物語を読むことと似ています。
生産者
ハンガリー国境にほど近いセルビア最北の街スヴォティッア(Subotica)で4代続く伝統あるワイナリー。地品種の古木を数多く有しており、中でも1880年に植樹されたKadar
kaの古木は大変に貴重なもので、Jancis RobinsonのWine Grapesにはそのことについての記述をみることができます。伝統あるワイナリーを引き継いだ現当主Oszkarはナチュラルワインへの転向をゆるやかに進め、2018年ヴィンテージ以降は、亜硫酸ゼロまたは極少量添加でのワインづくりを実現しています。
ワイナリーはセルビア北部のヴォイヴォディナ(Vojvodina)のスヴォティッツァ(Subotica)に6ヘクタール、セルビアの宝石とも呼ばれるフルシュカゴーラ山の麓スレム(Srem)に10ヘクタールの畑を所有しています。それぞれ人馬での有機栽培であり、良質なブドウを生産しています。両栽培地ともにカルパチア平原にあり、ベースは砂地と石灰がわずかに混ざる土壌ですが、スヴォティッアは砂質が深く2mに達する場所もあります。プレフィロキセラのKadarkaはそうした土壌に植えられています。スレムはドナウ川沿いの丘陵地帯に畑が広がっています。ここはローマ時代より知られた世界最高の銘醸であり、オスマ
ントルコの侵攻で一度は捨てられました土地です。独特な生態系と類を見ない複雑なテロワール。オスカルは偉大なるこの地を復活させようとしています。
化学薬品の無い時代ワインはどのように作られていたのか、この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか…。思索を続けるOszkarは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。様々な産地をめぐり、生産者同士でお互いのワインについての議論を深め、決まって最後は兄のような存在であるZ
soltのいるStrekov1075を訪れます。Raw Wineの創始者として知られるIsabel Legeronは、Maurer Oszkarの大ファンであり、Colletive Wine seriesという名で世界に彼のワインを紹介しました。彼女は彼を繊細な感性を持つ、謙虚で柔軟性のある好人物と評し、彼とのプロジェクトを大いに楽しんだそうです。ニューヨーク、ロンドン、デンマーク、タイetc世界のガストロミ―の中心地ですでに高い評価を受けるワインとなっていますが、Maurer Oszkarの進化はまだ始まったばかりです。
(インポーター資料より)