Maurer Oszkar / Crazy Lud Red 2022
マウアー・オスカル / クレイジールッド レッド

Cabernet sauvignon 45%, Kékfrankos 40%,kadarka 7% Prokupac、Black Muscat。表土は砂地、その下に泥土、黄土、石灰。スヴォティッア地区（Nosza hill畑、Fodor畑）石灰、黄土、堆積岩。スヴォティッア地区（Nosza hillとFodor 二つの畑）。国際品種と地品種のブレンド。手摘みで収穫。除梗したブドウを開放桶でそれぞれ2~6日間のマセラシオンおよび発酵、250ℓ~500ℓの樽で7カ月の熟成。瓶詰一月前にブレンド、亜硫酸無添加、無濾過にて瓶詰め。すべての工程で重力を採用しています。
最初はビーツや朝鮮ニンジンなどの根菜系の香り。徐々に甘さとスパイスが表れ、15分もすると赤黒系のベリー、カシス、ラズベリー。奥行にプラムを感じます。オールスパイスや丁子が心地よく香り、甘酸っぱく、程よい重みのある味わいとマッチしています。Black Muscatに由来するのでしょうか、余韻に美しい香木、伽羅の芳香がふんわりと漂います

生産者

ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。

化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。

（インポーター資料より）