Maurer Oszkar / Fodor Olaszrizling 2021
マウアー・オスカル / フォドール オラズリズリング
sold out
オラズリースリング(ヴェルシュリースリング)。収量は約30hl/ha。表土は50センチの
砂地。その下に泥土、石灰、黄土。 Királyhalom/Backi Vinogradi村のFodor畑。スヴォティッア地区。平均して樹齢50年以上の古木。Fodor畑は“Selevenji”国立公園の隣にあり、現地ではフルーツの銘醸として知られています。収穫したブドウは15%ボトリティスの影響を受けています。7日間のマセレーション後天然酵母で醗酵。その後1340ℓの30年樽で12カ月の熟成。無濾過にて瓶詰め。亜硫酸はゼロです。12か月の熟成のうち10か月は樽に蝋で蓋をして、一切の手当てをしません。『その一樽』に全幅の信頼を置き、熟成を信じるのです。
柑橘のフレッシュなアロマから、白桃、黄桃、アンズ、青梅。セロリ、コアントローやみりん、アニス系リキュール。エキス分の豊富さは味わいにおいて、とろみとして表現され、香りの世界とかみ合いながら一つに融けていきます。これぞ官能のワイン。
生産者
ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。
化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。
(インポーター資料より)