Maurer Oszkar / Kadarka 1912 2021
マウアー・オスカル / カダルカ1912
sold out
圧倒的な果実味。赤いベリーが中心ですが黒いベリーも感じます。赤リンゴ、くるみ、 徐々にアップルパイの香りが表れ、やがて濃密なサクランボの香りが溢れます。香りがあまりにも甘美で、慌てて液体を口に含 むと、甘酸っぱいサクランボが、更に、口にまでいっぱいに広がって、リコリスや動物的なニュアンスが調和します。悶絶級の美味。 ジューシーでリッチ、ふくよかな質感。美しい調和が感じられる余韻は、味覚世界の幸福を超越して、私たちの内的イメージを喚起し、土地のエネルギーを強く感じさせ ることでしょう。
特徴
カダルカ100%(自根)。収量は10hl/ha以 下。2メートルにも達する深い砂地の土壌、 50センチの砂、その下に泥土、石灰、黄土など。スヴォティッア地区(Cseresznyés-<br>dűlő サクランボの畑という名の畑)。マウアーが誇る自根、古木のカダルカ。1912年植樹です。葡萄樹は800本(カダルカ1880 は1000本)。良作年にのみ生産される大変貴重なワインです。手摘みで収穫。除梗したブドウを開放桶で発酵、225リットルの古 樽で11か月の熟成。無濾過にて瓶詰め。 亜硫酸は無添加です。
つくり手
ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。
化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。
(インポーター資料より)