Maurer Oszkar / Kadarka Pét Nat 2022
マウアー・オスカル / カダルカ ペットナット
sold out
カダルカ100%。表土は砂地。その下に泥土、黄土。スヴォティッア地区(Talánterem
畑Hajdukovo村)カダルカは古い歴史を持つブドウ。ピノ・ノワールに比肩する優美なアロマをもたらす最高品質のブドウ(マウアー家は19世紀よりこの品種を保存し続けています)。そのカダルカを剪定も何もしないパーマカルチャーの畑で育てました。ルーツは1880年に植樹された特別なクローンで樹齢20年です。手摘みで収穫。5日間のセミマセラシオン。ステンレスタンクで発酵。すぐに無濾過で瓶詰めです。亜硫酸無添加、無濾過。すべての工程で重力を採用しています。澱とよく混ぜて飲むことをおススメします。
グラスに注ぐや否や溢れかえる芳香は梅、桃、桜。たっぷりのプラム風味です。赤い果実たっぷりのワインは、もはや失われてしまった90年代のブルゴーニュや自然派ワインの草創期の頃の様です。ジューシーで赤い果実味たっぷり。その言葉に尽きます。このワインに関しては、泡が残っているかどうかは些末なことのように感じます。
生産者
ハンガリーの国境にほど近いセルビア最北の街、スヴォティッアで4代続く伝統あるワイナリー。元当主のオスカルはナチュラルワインへの転向を緩やかにすすめ、2020年よりすべてのワインで亜硫酸無添加を実現。現在16haを所有しておりプレフィロキセラのカダルカなど多くの地品種を所有しています。
化学薬品のない時代のワインはどのようにつくられていたのか。この時代の恩恵を享受しつつ、真に歴史を尊重し伝統に回帰するとはどういうことなのか。思索を続けるオスカーは古いワインの書物やワイナリーに残る記録を読み、実践し、旅に出ます。
(インポーター資料より)