Michel Guignier / Au Bon Gres 2015
ミッシェル・ギニエ / オー・ボン・グレ
¥5,200
オレンジがかったやや淡いガーネット色。苺など赤い果実のドライフルーツ、グレナデンを想わせる充実感のある果実香に、土、木の皮、クローブなどのスパイスの香りが加わり複雑性に富んだ香りが伺えます。口に含むと熟成由来の香りの複雑な様子だけではなく、繊細で瑞々しささえ想わせる上品な飲み心地が引き出されており、流れるように沁み渡ります。空気に触れ開いていくと共に豊かな果実の風味や甘やかさが増し、抜栓時にやや強く感じられた黒葡萄の果皮をかんだ時のような微細なタンニンがしっとりとした印象で液中に溶け込みます。赤い果実のやや凝縮した風味に土、シナモンやクローブなどのスパイスのニュアンスが抑揚やコク深さを与え、余韻には仄かに梅かつおを想わせる旨味が残ります。
つくり手
フルーリーから北西方面にあるヴォールナール村で、1954年に父と二人で創業した。当時から有機栽培に取り組み、その後クリスチャン デュクリューの影響を受けてビオディナミへ転向。2007年にdemeter(デメテール)の認証を取得した。
現在は、可能な区画は全て馬で耕作している。ミッシェルは、品質の高いワインを造るための大切な要素がブドウ栽培にあると考え、当初は総面積17haから始めた畑を7haに大幅縮小、他の生産者が使う農薬や除草剤などの影響を避けるため、残りの土地は全て牧草地に変えた。
醸造は全てセミ マセラシオンカルボニック、一貫して亜硫酸無添加、フィルターも清澄作業もしていない。そのためか、新しいエチケットには「Vin Pur Jus」(果汁100%のワイン)と印字してされている。
(インポーター資料より)