Olivier Cousin / PUR BRETON 2022
オリヴィエ・クザン / ピュア・ブルトン
¥6,500
17 世紀にぶどうを広めたと伝えられるブルトン氏の名前にちなんで。ロワール地方の中央部では
「カベルネ・フラン」のことを「ブルトン」と呼んでいる。「ピュア・ブルトン」とは「混じりっけの無いカベルネ・フラン」という意味。
ワイン名の通り、口の中にほどけるように柔らかく広がるタンニンと果実は、どこまでもピュア。赤系ベリーやレッドチェリーの果実に、ほのかにベジタルなニュアンス。心地よく染み渡る
このワインの一体感に酔いしれてほしい。
1996 年にオリヴィエ自身が植樹したカベルネ・フラン。マルティニエ・ブリアン城の麓に位置する、粘土石灰質、3ha の畑。除梗した後、足で優しく破砕、トロンコニック木製樽にて60 日間のマセラシオン発酵。その後ステンレスタンクで6 ヶ月熟成。SO2 無添加。
生産者
1960年生まれのオリヴィエ・クザンの夢はもっぱらヨットでの無寄港世界一周。大西洋はすでに制覇していた。84年25歳の時に祖母が亡くなり、すっかり消沈した祖父を見かねて、ヨットに見切りをつけ、祖父が所有していたぶどう畑でのワイン造りを受け継いだ。
そんな彼の畑は、アンジェから南に約20Kmのアンジュ地区に位置する。この辺りはレイヨン川をはじめ多数の小川が流れ、穏やかな起伏ながらも非常に入り組んだ小渓谷が連なり、緑豊かな山々が多い風光明媚な地域となっている。
祖父の代から一切除草剤など使用したことがなく、そのまま自然な農法を続ける。その経験を活かしつつ、究極のぶどう栽培&醸造をしようと1987年に独立。1996年には、当時としては目新しいビオロジックの認定「カリテ・フランス」を取得する。当時は「ビオ」に注目する栽培家は少なかった時代であり、早くから実践した一人である。醸造学校にも通ったが、「何も学ぶことはなかった!」と、マルク・アンジェリやクルトワなど自然派の仲間たちと意見交換をしながら、独自のワイン造りに情熱を燃やす。カベルネ・フラン、シュナン・ブランなどの地元品種を最も大切に考える。
(インポーター資料より)