Olivier Cousin / LE FRANC VV 2022
オリヴィエ・クザン / ル・フラン・ヴィエイユ・ヴィーニュ
¥8,600
30 年来徹底して自然な造りにこだわってきたオリヴィエの神髄。樹齢 70 年の立派なヴィエイユ・ヴィーニュから生まれる、厚みと円みを帯びた果実味が広がります。カベルネ・フランらしい落ち着いたベジタル感、ピュア・ブルトンと比べると、もう少し上品さや荘厳さが加わるイメージですが、ヘビーすぎることは決してありません。
心地の良い渋みと、バランスの取れた酸味、奥行きのある果実味が三位一体。祖父の時代から大切に育ててきた 70 歳を超えるカベルネ・フランの味わいを体感できるのはこのワインだけ。
1947 年にオリヴィエの祖父が植樹したカベルネ・フラン。粘土石灰質、『ラ・ピエス・オ・ゼパングル』という区画。樹齢 70 年。馬の力を借りて耕作作業。除梗した後、足で優しく破砕。木製樽で 60 日間のマセラシオン発酵。その後 18 ヶ月間の樽熟成。SO2 無添加。
生産者
1960年生まれのオリヴィエ・クザンの夢はもっぱらヨットでの無寄港世界一周。大西洋はすでに制覇していた。84年25歳の時に祖母が亡くなり、すっかり消沈した祖父を見かねて、ヨットに見切りをつけ、祖父が所有していたぶどう畑でのワイン造りを受け継いだ。
そんな彼の畑は、アンジェから南に約20Kmのアンジュ地区に位置する。この辺りはレイヨン川をはじめ多数の小川が流れ、穏やかな起伏ながらも非常に入り組んだ小渓谷が連なり、緑豊かな山々が多い風光明媚な地域となっている。
祖父の代から一切除草剤など使用したことがなく、そのまま自然な農法を続ける。その経験を活かしつつ、究極のぶどう栽培&醸造をしようと1987年に独立。1996年には、当時としては目新しいビオロジックの認定「カリテ・フランス」を取得する。当時は「ビオ」に注目する栽培家は少なかった時代であり、早くから実践した一人である。醸造学校にも通ったが、「何も学ぶことはなかった!」と、マルク・アンジェリやクルトワなど自然派の仲間たちと意見交換をしながら、独自のワイン造りに情熱を燃やす。カベルネ・フラン、シュナン・ブランなどの地元品種を最も大切に考える。
(インポーター資料より)