Philippe Jambon/UNE TRANCHE MADE IN CHENAS 2018
フィリップ・ジャンボン / ユンヌ トランシュ メイド イン シェナ
¥6,300
少々濁った淡いルビー色の外観。スミレの様なフローラルな香りに、ラズベリーの様な赤い小粒のベリー系果実の香りが徐々に立ち上ってきます。その後、徐々にダークチェリーの様な熟れたニュアンスが膨らんできます。なお、到着直後に飲むと少々の揮発酸を感じます。
味わいは非常にチャーミングで、スルスルと喉を通る軽やかなテクスチュアに仕上がっており、小粒な果実と白胡椒の様な軽いスパイスの複雑な味わいが魅力的で、ドメーヌ物にも感じられるニュアンスも備わっています。2018年と言えば、近年で最も暑い年であったにも関わらず、エレガントで繊細系の味わいに仕上げています。
猛暑かつ降雨量が非常に少なかった為、葡萄の樹にストレスが掛かり、同時に糖度が極端に上がりった為、エネルギーに満ちたワインのバランスを取るためにゆっくりと長い発酵が必要だった為、例年以上に時間を掛けて熟成させたとの事。繊細な果実味と同時にジワジワと立ち昇って来る旨味が魅力的な素晴らしいワインです。
特徴
こちらは、代々ブドウ栽培を手がけていた家系に生まれ、ナチュラルワイン造りに取組むべく2014年に独立したドメーヌ ルイ ダミアン ブシャクールの手によるものです。人と自然との共生や関わりをワインに反映させるをコンセプトにワイン造りに取組むルイ ダミアンは、ビオロジックによる栽培を採用。
自然酵母による発酵、1ヶ月におよぶ長めのマセラシオン、木樽での熟成を経て亜硫酸無添加で瓶詰めされます。なお、このキュヴェのみ毎年AOCを取得しています。
ユンヌ・トランシュ シリーズ
フィリップ・ジャンボンが、彼を慕う若手や新たにビオに挑戦する生産者を応援するスタイルで展開するシリーズ。
監修者
フィリップ・ジャンボン
ジャンボン氏はかつて、スイスの名門レストラン「ジラルデ」にてソムリエの職に就いていました。グランヴァンが最高のワインであると考えていましたが、ある時口にしたグラムノンのワインをきっかけに、「自然派ワイン」の素晴らしさに心打たることに。その後リヨンの小さなビストロに移り、自然派ワインと深く接するようになるなかで彼自身もワイン造りを夢見るようになります。
ついに97年、ボジョレーにて南向き斜面の樹齢の高い畑を手に入れ、自身のワインを造り始めたのです。自然を尊重した栽培・醸造を行い、人為的・技術的な介入は避けます。「あるワインがいつ完成するかはわからない。」まさに生きているワインを手がけている生産者です。
(インポーター資料より)