Richard Stavek / Divý Ryšák 2021
リチャード・スタヴェック / ディヴィー・リシャック

ブラウアーポルトギーザ、ブラウフレンキッシュ、サンローラン、グリュナー・フェルトリナー、イザベラ等。そして、このヴィンテージからピノノワールが25%程度加わりました。収量約19hl/ha。粘土質・黄土。Němčičkyの畑より。黒ブドウ、白ブドウを混ぜて作られるワインを古い言葉でRyšák（リシャック）と言います。美しいピンクの色合いのワインを特にそう呼びます。Divý=野生の・・という意味です。手摘みで収穫したブドウを足でつぶします。除梗はしません。自発的な発酵を促し、房ごとマセレーションをします。バトナージュをしながら10カ月の熟成。樽はモラヴィア周辺で取れたニセアカシア(Robinia pseudoacacia)600ℓと200ℓの樽を
併用します。醸造中及びすべての工程で亜硫酸は加えません。一切のろ過はせずに瓶詰となります。
21年らしくタンニンが強く香りの発展はこれからですが、甘酸っぱい風味が感じられ、ザクロやバラも感じられます。様々な風味が調和し渾然一体となるのが楽しみです。

生産者

子供時代より父の畑に親しみ、二十歳で園芸学と葡萄栽培を学んだ後、自然な葡萄栽培を広めたいとの思いから、ワイン専門誌の編集者となり編集長まで務めました。

その後父の畑に戻り、自ら葡萄栽培とワイン造りに取り組むことに。

彼はワインに対して幅広い知識を持っており、現代醸造もカバーしたうえでオーガニック栽培を尊重・選択し、チェコの伝統に回帰してフィールドブレンドのワインを造っています。

（インポーター資料より）