Richard Stavek / Odměry 2022
リチャード・スタヴェック / オドミャレ
sold out
ピノ・ブラン85%、シャルドネ15%。収量約18hl/ha。黄土、粘土。Odměryは畑の名前です。手摘みで収穫したブドウを足でつぶします。除梗はしません。自発的な醗酵を促し、房ごとマセレーションをします。バトナージュをしながら10カ月の熟成。樽はモラビア周辺で取れたニセアカシア (Robiniapseudoacacia)600ℓの樽を使用します。醸造中及びすべての工程で亜硫酸は加えませ
ん。一切のろ過はせずに瓶詰となります。
22年の過熟したブドウからもたらされたOdměryは、大きなポテンシャルを持っています。近
年最高の出来とのこと。温州ミカン、ネーブルオレンジ、あけび、びわ、あんず、ルバーブetc。普段のオドミャレであれば内向的だったはずの香りが、外向に傾き、ワインに悠々とした余裕を感じます。チンザノの様な薬酒、みたらし団子、伝統的なみりん、ゆったりとした中に多様な要素を感じます。つつましさの中にある内面の充実は偉大な人を見ているようでもあり、浄土の淵で大
河を眺めているような没我的なイメージが浮かんできたりもします。飲み手の内面に訴えかけてくるワインです
生産者
子供時代より父の畑に親しみ、二十歳で園芸学と葡萄栽培を学んだ後、自然な葡萄栽培を広めたいとの思いから、ワイン専門誌の編集者となり編集長まで務めました。
その後父の畑に戻り、自ら葡萄栽培とワイン造りに取り組むことに。
彼はワインに対して幅広い知識を持っており、現代醸造もカバーしたうえでオーガニック栽培を尊重・選択し、チェコの伝統に回帰してフィールドブレンドのワインを造っています。
(インポーター資料より)