Sarnin-Berrux / Le Petit Têtu Blanc 2022
サルナン-ベリュー / ル プティ テテュ ブラン
¥7,700
ピュリニーモンラッシェ村南に隣接するコルポー村の区画レ・リューのシャルドネをゆっくりプレス後、木樽で12ヶ月発酵・熟成しSO2無添加で瓶詰めしました。
グリーンを帯びた黄金色、洋梨やカリンジャム、黄桃、アーモンドプードルのアロマを感じます。果実味の甘さが口中に拡がるアタック、コクと旨味が溢れだし、しっかりとしたボディにたっぷりのエキス感と長い余韻が印象的です。
生産者
サルナン-ベリューは、2007年に設立したネゴシアン兼ドメーヌ。金融会社に勤めていたジャン・パスカル・サルナンとドメーヌのワイン造りのかたわら醸造学校の先生もしていたジャン=マリー・ベリューの二人により設立されました。
サルナンは住まいがあるサン・ロマン村で2007年から厳選した畑のブドウを買い、ワインの生産を開始。ベリューは1999年、ワイン造りの世界に転身しアルボワとサン・ロマンのワイナリーで腕を磨き、5年後の2004年にピュリニー・モンラッシェ村近くにある0.25Haのブルゴーニュ・
ブランの区画を取得し、自身のドメーヌワインを初めて造りました。そんな彼らのワイン造りへの情熱が周りのナチュラルワインの生産者達にも伝わり、今では著名な生産者からもブドウを買うことに成功しています。
モンテリ村に構える醸造所は、ゲストハウスの地下にあるカーヴを二人で改装し、開放樽のある場所や、澱を寝かせる涼しい地下セラーを蘇らせました。品質へのこだわりはとても強く、ドメーヌを立ち上げた直後で経営が厳しくても、収穫量を落として生産量より品質を追求してきました。べリュー自身の性格をつけたと言う「プティ・テテュ」というフランス語で「小さな頑固者」という意味を持つワインもリリースしているほどです。
ドミニク・ドゥランやフレデリック・コサールからの教えをもとに、ブドウ栽培はビオディナミを実践、ミネラル感溢れるワインを造るため、いつでもブドウ畑にいて、活きた土壌を造り出す仕事をしています。ドメーヌ物として造っているアイテムは年にもよりますが、1もしくは2アイテムのブルゴーニュ・ブランのみ。その区画はピュリニー・モンラッシェの下の区画で隣はルロワのブドウ畑です。収穫量を抑え、ゆっくりと樽発酵をおこない、丁寧なワイン造りをおこなっ
ています。「澱引きは月が下がるときに、なるべく自然に」がモットーで亜硫酸塩も極力使いません。彼らの情熱がしっかりとこもったワインは、果実の香りが拡がり、ピュアなエキス分もたっぷりです。各テロワールの特徴をしっかりと表現し、ナチュラル且つ長期熟成に耐えうるポテンシャルがあります。ワイン造りの歴史が新しいため、一部のファン以外にあまり知られてはいないのですが、すでにヨーロッパのナチュラルワイン業界では、じわじわと評価が確立され大注目されている生産者です。
(インポーター資料より)