Simon Busser/a Bras le Cot NV
シモン・ビュッセー /ア・ブラ・ル・コ
¥3,700
2021年のマルベック80%に、2019年、2020年それぞれ樽熟成していたマルベック各10%をブレンド。やや紫がかった中程度の赤色。収穫したばかりの熟したブルーベリーやブラックベリーなど、小さな黒系果実が沢山籠に入っているようなイメージを抱くかぐわしさ、加えて赤系果実や紫の花、赤紫蘇、フレッシュハーブなどの香りが伺え、清涼感や華やかな様子が伝わってきます。優しく搾った果汁のような瑞々しさを感じさせる雑味のない清らかな飲み心地で、ジューシーな黒系果実を主体とした香り豊かな風味に、張りのある酸をもつ新鮮な赤系果実や赤紫蘇、紫の花などの風味が絶妙に溶け込み、小気味良い酸と共に喉へと流れるように沁み込みます。口中に広がるエキスの詰まった新鮮な果実の風味に、レーズンなどドライフルーツ、カルダモンや胡椒などスパイスのニュアンス、ピンクグレープフルーツの爽やかなほろ苦さがアクセントとなり抑揚を感じさせます。溌剌感のある緻密な果実味と華やかさ、伸びやかな酸が一体となった仕上がりです後コンクリートタンクで3ヶ月熟成。
つくり手
当主のシモン・ビュッセーは、父から一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始。試験的な試みを経て、ぶどう栽培と発酵という基本の工程が最も奥が深く複雑で内容が濃いという点に興味を集中させ取り組んでいます。
地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らすのが夢というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受け、今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。
畑はビオロジック栽培で一部はビオディナミ。蔵の中での仕事は、できるだけ人為的な介入をしないよう、またポンプを使わないように心がけ、酵母は天然酵母を使い、SO2はできるだけ控えたワイン作りをおこなっています。
(インポーター資料より)