Stefan Vetter / Riesling Steinterrassen 2017
シュテファン・フェッター / リースリング シュタインテラッセン
sold out
つくり手
1979年9月22日生まれのシュテファンは、学生時代にワイナリーで手伝いをしたことがきっかけで、オーストリアのAnita and Hans Nittnausで修行をすることになりました。彼らがちょうどビオディナミ農法へ転換する際にチームの一人として働いており、その体験から緑にあふれるビオ農法へ強く興味を持ちました。ブドウの効能を最大限に得る唯一の方法が、醸造に出来るだけ人為的介入をしない、ブドウにメスをいれない、ナチュラルワインの醸造法だと気づきます。
2010年にカステラー・キルヒベルク/シュタイガーバルト地区に初めて畑を借りたのがヴァイングートとしての第一歩。いくつかの区画を経て徐々に畑を増やし、2015年にガームバッハへ完全に拠点を移します。
畑は無農薬。ビオロジックを基本にビオディナミの手法も率先して取り入れていますが、急斜面のテラスで実践するのは非常な困難と向き合わねばならず、多くの時間を畑仕事に割いています。急斜面の畑の中の2haは馬で耕しています。
収穫は周りの生産者より早く手摘みで行います。プレスはエントリーレベルからシュタインテラッセン・レベルまでは旧式のスクリュープレス機、それ以上のキュヴェは現代式のバスケットプレス機を使用し4 ~ 6時間かけてゆっくりと絞ります。 搾汁後は1日デブルバージュ、上澄みのきれいなジュースのみを樽に移し、発酵・マロも樽の中で行いそのまま瓶詰まで約2年、澱と共に熟成させます。 この期間、一切ワインには触れずテイスティングですら数ヶ月に一度行うかどうかだといいます。亜硫酸塩は瓶詰めまで一切添加せず、瓶詰め前の 状態を見極めて無添加もしくは12 ~ 20ppm(12 ~ 20mg/L) の添加を判断しています。濾過と清澄は一切行いません。
古いレンガでできたセラーは室温が年間を通してワインの熟成に最適で、季節の中で人間のコントロールなしに自然と微上下するのでワインが季節を感じ取れると彼は言います。
熟成は理想的な酸素透過性を実現できるため樽を使用し、パーセル毎に分けて仕込みます。
彼が目指すのはエレガントでフレッシュなスタイル。品種、ヴィンテージ、土壌のキャラクターをワインの中に映し出すワイン造りが彼の哲学です。
(インポーター情報より)