Strekov / FRANKOVKA 2020
ストレコフ / フランコフカ
¥10,500
グランヴァンとは何なのか。一口でその存在が只者ではない、日常には決して現れることのない存在であると伝えてくるワイン だと思います。ポテンシャルは発揮しきれていないのですが、赤と黒の果実が華やかに薫ります。クランベリー、プラム、ハスカップ。例えるならジビエに添えられる濃密なベリーのソース。尋常ではない味わいの集中です。一方で繊細で気難しい世界をあわせもつのは高い酸と潜むミネラルに由来するのでしょう。時間の経過はこのワインを間違いなく助けてくれます。グランヴァンはゆっくりとした時間にこそ楽しまれ るワインなのです。
特徴
ブラウフレンキッシュ。収量は25hl/ha。表面は泥、ローム。カルシウムを多く含む土壌で石灰岩も見られます。畑はÚdolieMárieという緩やかな傾斜を持つ美しい畑。Strekov1075におけるグランクリュ的な存在です。2020年の収穫は10月半ば。手摘みで収穫後、温度コントロール無しで2週間かけて醗酵。500Lの古樽で10か月の熟成。 2021年8月に濾過せず重力で瓶詰めされ ました。
つくり手
当主のジョルトは元エンジニアでありストレコフ村の村長代理を務めた人物。彼にとってワインは時間とエネルギーについて深い洞察を与えてくれる存在です。伝統的な手法に則った栽培と醸造は、ワインをそういった存在たらしめる唯一の方法であり、それは同時にテロワールを表現するということでもあります。
彼は常に仮説構築、実証実験を繰り返す経験主義者でもあり、産膜酵母が自然に産まれる彼らの環境でヴァンジョーヌを試すなど新しい試みは常に行われています。
同地のリーダー的存在の彼の元には多くの後進が門をたたいています。
(インポーター資料より)