Strekov / Heion 2022
ストレコフ / ヘイオン
¥11,600
Rizling vlašský(ヴェルシュ・リースリング)100%。収量は17.5hl/ha。表面は泥、ローム。カルシウムを多く含む土壌で石灰岩も見られます。畑はVad、スティックヴィンヤードです。2022年は10月4日に収穫でした。スタイルはいわゆるオレンジワインで、温度コントロール無しで皮と一緒に2週間かけて開放桶で発酵。500Lと220Lの古樽で9カ月の熟成。2023年7月20日瓶詰です。NIGORI、PORTAと並ぶ3つのトップキュベの一つ。年々進化及び深化するジョルトのワインを定点観測するのに最も適したワインです。
22年のHEIONは、おだやかで優しい香りだちながら、猛烈な凝縮を感じます。メロン、ライム、オレンジ、キンカン、花の蜜、パースニップ。様々な香りを感じますが、どれも本当ではない。秘められたエネルギーを強く感じます。液体にはとろみがあり、口の中で液体が揺蕩う様はなまめかしく妖艶です。風味が開き本領を発揮するのはいつ頃でしょうか。楽しみで仕方ありません。
生産者
当主のジョルトは元エンジニアでありストレコフ村の村長代理を務めた人物。彼にとってワインは時間とエネルギーについて深い洞察を与えてくれる存在です。伝統的な手法に則った栽培と醸造は、ワインをそういった存在たらしめる唯一の方法であり、それは同時にテロワールを表現するということでもあります。
彼は常に仮説構築、実証実験を繰り返す経験主義者でもあり、産膜酵母が自然に産まれる彼らの環境でヴァンジョーヌを試すなど新しい試みは常に行われています。
同地のリーダー的存在の彼の元には多くの後進が門をたたいています。
(インポーター資料より)